【男性声優】さ い だ ー が ー る ! ! ４【愛され】

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なぞなぞなんて、ここ何年もやっていない。

年々歳が増えるにつれて、頭が固くなっていくばかりだ。


でもこういう問題ならば、大抵ヒントが隠されているはずである。

｢たっつん先輩、なんかヒントとかないんですか？｣と紙を受け取って、もう一度見た。

折ってみたり、
光にかざしてみたり。

ありがちと言えばありがちだが、今は勘しか頼りにならない。


フラフラ光を頼りに歩いていると、ふと紙の後ろ端側にまるでゴミかと思うくらい小さいコピーがされているのが見えた。

｢…？｣と不思議に思って、他のところも探してみると もう片方の端にも書いてある。

ぴこんっ…と頭の中で繋がって、その紙をゆっくり折り合わせた。



｢…ｯぁあー！！｣

島｢うわぁぁ？！｣

浅｢えぇえ？！｣

江｢ぎゃあ！！｣

｢うわぁっ？！急に大声出すのやめてくださいよ？！｣

江｢そっちでしょ！？｣

｢それよりもですよ、それよりも！見て下さいこれ。｣

岡｢…え、あ文字…？｣

｢今どんな気持ちになった？って書いてあるでしょ？｣

鈴｢どんな気持ちって…｣

｢怖かった、ですよ。｣



どこかの小さくなった名探偵のようにニッと笑う。

つまり、
怖かった→子は勝った
というわけだ。

だからこの答えは、｢子供チーム｣の勝ち。


そう言うと、さっきまでロックがかかっていたドアがカチャッと空いた音がした。

木村が手をかけると、ドアがゆっくりとあく。









｢行けますよっ…この私名探偵Aがいれば、絶対に勝てます…！！｣


木｢名探偵A？？？｣


｢名探偵A。｣



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