瀬を早み

月の砂漠をさばさばと ページ39

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少し勉強したし、今日は本借りちゃおうかな、と階段を降りて日本文学のコーナーへ向かう。

すれ違ったブレザーは高校生…？
大人っぽい短いスカートと中学1年生の自分のセーラー服の長いスカートを比べて少し落ち込んだ。

うちは中高同じ制服だ。3年後にも期待は持てない。
外部受験をしたらまた別だけど、わざわざそんなことする人はほとんどいないし。



ふるふると首を振って邪な考えを捨てる。
制服で学校を選ぶのはバカって、小学生の時に塾の先生に言われたじゃないか。

北村、薫……

このあいだの図書便りに載っていた気になる作家を探す。う、え……か、き。

北村、北村……


なんだっけ、砂漠…？



「月の砂漠をさばさばと？」


「あぁ、それ！えっ、あ、え！？」


「だいぶ声に出てました」



後ろから降ってきた声に思わず声が大きくなってしまい、慌てて手で口を塞いだ。

振り向くと見慣れた制服の男の子が、さもおかしくてたまらないとでも言うように口に手を当ててくつくつと笑っていた。

第一印象は「あ、可愛い。」のち「誰？」



「誰…？」



また無意識に声に出てしまったようで、目の前の男の子も再び声を潜めて笑っていた。






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大学院の制度がぐっちゃぐちゃでありえない感じになってる、、、、
どうしよう、書き直す、、んん、、、でも卒業時期の話書いたし、、、
これでよく大学院行きたいって宣えたもんですよ...

このままでもいいですか(；-；)？(※この作品ですと日本の大学院制度を覆してます)

・修士課程が消えましたっていうもうこれは事案・

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