VSヒーロー､全面戦争編2 ページ45
「バレるも何もハナから信じちゃいねぇ｡」
ホークスの問にそう答えた荼毘はそう答える｡そして､私が抱きかかえていたトゥワイスがもがいた｡
「サンヴェーレ､離してくれ｡俺は皆を守りに行く…今度こそ責任を取る！」
傷を治療して体力を使いいつ気絶してもおかしくない状況だというのに｡無理をしてでも大切な者を守りたい､その気持ちは十分に分かっていた｡だから無理矢理止めるなんてことは私にはできない｡
「完治はしてないから､無理しないでね｡みんなの事よろしく｡」
そう言った私を見てトゥワイスは苦しそうにしながらも満足そうに頷いた｡トゥワイスが私の元から駆け出すと､ホークスか叫ぶ。
「動くな､分倍河原！」
ホークスがトゥワイスを追いかけようとそれに続くが､荼毘が炎を出しホークスを牽制する｡
「お前一人いればヒーローなんざ全員蹴散らせる｡暴れろ！皆が待ってるぜ｡」
「あぁ…あぁ！」
よろけながらも前進し､荼毘にホークスの相手は頼んだというようにバトンタッチしたトゥワイスは外に出ようとしたが､その先にホークスが先回りしていた｡
炎と共に外に出て回り込んでいたんだ､早すぎる男なんて言われるだけある｡わからなかった…！
「鷹見啓悟！！」
荼毘がそう叫ぶと､ホークスが一瞬動きを止めた｡
そして､そこへすかさず荼毘が炎を放出するも避けられてしまう｡
自らの本名を知る荼毘を異様な目で見るホークス｡
まだ中でホークスと荼毘の攻防が繰り広げられる最中､私とトゥワイスは外に退避する事ができた｡
痛みがある身体だろうに､トゥワイスは力を振り絞り1体の分身を作り出す｡
しかし､トゥワイスを止めようとするヒーローの執念も凄まじく､部屋から溢れ出る炎と一緒にホークスが飛び出しトゥワイスの背後に迫った｡
私は､トゥワイスを守るって荼毘と約束したんだ…！
「が…っ…」
ホークスとトゥワイスの間に割って入り､トゥワイスを突き飛ばし私の身体は背後から心臓を貫かれてその場に倒れ込んだ｡
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 115人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リナ(プロフ) - 素で間違えてました！コメントありがとうございます､修正しておきます｡ (11月29日 23時) (
レス) id: 9b1dc25640 (このIDを非表示/違反報告)
ねかあ(プロフ) - エンデバー（？）エンデヴァー（ｲｴｽ） (11月29日 23時) (レス) @page2 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
リナ(プロフ) - コメント､応援ありがとうございます､メリバ大好きなので身内のみ救われます｡ヒーロー嫌いではないのですが推しがいるわけではないので躊躇なくやらせていただきます｡連合に幸あれ… (11月23日 23時) (レス) id: 9b1dc25640 (このIDを非表示/違反報告)
鼓草(プロフ) - ヒーロー側に一切の救いが無いんですかね？最高ですね？敵連合WIN ENDですね？最高すぎます…更新の度楽しく読まさせていただいてます！これからも応援しています (11月22日 14時) (レス) id: a5f127d657 (このIDを非表示/違反報告)
よもぎ餅(プロフ) - いえいえ！次も楽しみに待っております！ (11月21日 18時) (レス) id: a37ec9ee81 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Ri | 作成日時：2023年11月16日 21時
