VSヒーロー､全面戦争編 ページ44
超常開放戦線が結成され､死柄木さんが氏子さんの元に行き強化を進めてから数ヶ月｡暫く続いた平和なヴィランライフは突然終わりを迎えた｡
死柄木さんがいないうちにヒーローが超常開放戦線の拠点に攻めてきたのだ｡
山荘に轟音か響く｡
「うわぁ！？」
山荘の廊下を荼毘と歩いていたら轟音が響き､地響きがしたのでよろけながら後ろを見た｡壁がコンクリにぶち破られている｡あれってセメントスの個性じゃ…やっぱり攻撃範囲半端ないな｡
「ヒーローか…トゥワイスの所へ行くぞ｡」
荼毘はその惨状を見て目を細め､多分アイツがマークされてる｡とトゥワイスがいるであろう部屋へ歩みを進める｡
「いざとなったら､私も戦うからね｡トゥワイスの個性大事でしょ｡」
「あぁ､そうしてくれ｡」
部屋の近くまで来ると､中から声が聞こえてくる｡トゥワイスを守るためにも気配を押し殺しながら近付く｡
「俺はただ､皆の幸せを守るだけだ！」
トゥワイスの叫び声が聞こえてきた｡
「連中に伝えておくよ｡」
No.2ヒーローホークスの声｡
そして､荼毘が扉を炎でふっとばし､ホークスの頭を踏みつけた｡
「伝えなくていいぜ､聞こえてる｡俺に気付いてなかったろ｡」
それに続いて私も駆け込む｡
「トゥワイス､遅くなってごめんね｡治すよ…流石にこの激戦だから全快はできないけど許してね｡」
ぐったりとよこたわっているトゥワイスに駆け寄り､既に道中で自分の抜いていた注射器に入っている血を致命傷になりそうな箇所にトゥワイスの傷口から流し込む｡
「荼毘…サンヴェーレ…」
呻くように私達の声を呼ぶトゥワイスに荼毘が伝える｡
「トゥワイス…お前は何も悪くない｡悪いのはいつだってヒーローだ｡…そうだろう！」
そう言いながら踏みつけているホークスに向かって足元から炎を吹き出させた｡
私はトゥワイスを庇い咄嗟に後ろに避ける｡…まあ避けなくても傷はすぐ治せるけど｡
流石プロヒーローと言うべきか翼の羽を多く犠牲にしたもののほとんど外傷はなく荼毘の元から脱出した｡
「嘘だろ…でもまあ武器はだいぶ減っちまったなぁ｡」
「仲間ごと燃やす気か…！俺が裏切るのが分かってたような早さでこちらに来たけど､もしかしてバレてた？」
苦笑しながらも､お優しいことに私とトゥワイスの心配をしてくれているらしいホークス｡彼も予想はしていただろうけど治療個性と確信したからか私のこともマークして警戒する素振りで様子を伺ってくる｡
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リナ(プロフ) - 素で間違えてました！コメントありがとうございます､修正しておきます｡ (11月29日 23時) (
レス) id: 9b1dc25640 (このIDを非表示/違反報告)
ねかあ(プロフ) - エンデバー（？）エンデヴァー（ｲｴｽ） (11月29日 23時) (レス) @page2 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
リナ(プロフ) - コメント､応援ありがとうございます､メリバ大好きなので身内のみ救われます｡ヒーロー嫌いではないのですが推しがいるわけではないので躊躇なくやらせていただきます｡連合に幸あれ… (11月23日 23時) (レス) id: 9b1dc25640 (このIDを非表示/違反報告)
鼓草(プロフ) - ヒーロー側に一切の救いが無いんですかね？最高ですね？敵連合WIN ENDですね？最高すぎます…更新の度楽しく読まさせていただいてます！これからも応援しています (11月22日 14時) (レス) id: a5f127d657 (このIDを非表示/違反報告)
よもぎ餅(プロフ) - いえいえ！次も楽しみに待っております！ (11月21日 18時) (レス) id: a37ec9ee81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ri | 作成日時：2023年11月16日 21時
