VS異能解放軍編2 ページ32
スピーカーからは､またドクターと呼ばれていた男の声が聞こえてきた｡
「オールフォーワンの録音音声じゃ､これで落ち着いたじゃろ？」
「…要らんぞ､こんなん｡」
ギガントマキアを従わせるのが荼毘と同じように面倒そうに感じたのか死柄木さんがそう言い放つ｡
「望めば手に入ると？黒霧と長くいすぎたな､目を覚ませ｡」
黒霧さんは死柄木さんが指示出したらだいたい何でもしてくれたからなぁ…
死柄木さんがドクターに「何だよ､冷たいな｡」と話を続けていると､何やらドクターは何かを準備しているらしく､少しすると…全員の口から例の､上野のバーを拠点にしていた時にオールフォーワンが転送として使ったあの黒い泥のような粘液が吹き出した｡
「さてと､少し話そうか｡」
スピーカーからそう聞こえると､上野で覚えがある泥のような粘液が全員の身体を覆った｡
そして､転移先として連れて来られたのは…
脳無が液体に浸されたガラスの中にいる､研究室のような施設｡
「なんだこりゃあ…脳無？これまでのと少し違う…？」
荼毘が脳無を見てそう言っているが､私は違いなんてさっぱり分からないので脳無を見て首を傾げた｡
「ほほう！解るのか､差異が｡やはりよい目を持っとるよ｡そうじゃ､この子等は違うんじゃよ｡ハイエンド…よりマスターピースに近付いたスーパー脳無じゃ｡」
部屋の奥で眼鏡をしたヒゲのある丸っこい男が椅子に座って説明している｡この人がドクターとやら？荼毘は頭のネジ外れたこんな私を彼女にするくらい女の趣味が悪かったこと以外は多分よい目を持ってると思うよ…
「俺も頼みがあって探してた｡あるものを複製してほしい｡」
恐らくヤクザから取り上げた個性を消す弾丸…それをドクターとやらに渡した｡
「死柄木以外は初めましてかな？ギガントマキア同様､オールフォーワンの側近氏子達磨じゃ､今適当につけた名じゃが｡」
そう言ったドクター､もとい氏子さんは死柄木さんにここへ呼んだ理由を説明しだす｡
ここに呼んだのはオールフォーワンに免じて譲歩して呼んだ事｡
自分の命も技術も脳無もオールフォーワンに捧げていると言う事｡
これまでは死柄木さんはオールフォーワンのおこぼれに預かっていたと言う事｡
嫌っているわけではないが､全てを捧げるに値するかどうか見極めたいと｡
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リナ(プロフ) - 素で間違えてました！コメントありがとうございます､修正しておきます｡ (11月29日 23時) (
レス) id: 9b1dc25640 (このIDを非表示/違反報告)
ねかあ(プロフ) - エンデバー（？）エンデヴァー（ｲｴｽ） (11月29日 23時) (レス) @page2 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
リナ(プロフ) - コメント､応援ありがとうございます､メリバ大好きなので身内のみ救われます｡ヒーロー嫌いではないのですが推しがいるわけではないので躊躇なくやらせていただきます｡連合に幸あれ… (11月23日 23時) (レス) id: 9b1dc25640 (このIDを非表示/違反報告)
鼓草(プロフ) - ヒーロー側に一切の救いが無いんですかね？最高ですね？敵連合WIN ENDですね？最高すぎます…更新の度楽しく読まさせていただいてます！これからも応援しています (11月22日 14時) (レス) id: a5f127d657 (このIDを非表示/違反報告)
よもぎ餅(プロフ) - いえいえ！次も楽しみに待っております！ (11月21日 18時) (レス) id: a37ec9ee81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ri | 作成日時：2023年11月16日 21時
