VS異能解放軍編 ページ31
ヤクザの件が終わった頃｡
黒霧さんは捕まってしまったが､替わりに先生とやら…オールフォーワンが残した力があると言われる場所までやってきた｡
巨大な…あまりにも巨大すぎる男だった｡
巨大化した時のマウントレディくらいでかい…
「これがオールフォーワンが残してくれた力か黒霧…」
死柄木さんが額についている手の指を少しずらしてその男を見て笑う｡
しかし､仲間になりそうな様子は微塵もなく逆にこちらを攻撃してきた｡巨大な両手を振り下ろしてきて､その攻撃で地面が割れ､風圧で吹き飛ばされる｡
「いっ……！」
荼毘に庇われながら、地面に受け身を取り着地した｡
「ありがとう…」
荼毘に礼を言うと危ねえから下がってろ｡と言われたので大人しく後方に回避した｡
「うわぁあああ！何故だオールフォーワン！あんまりだ！主よ何故だぁ､彼は弱すぎる！」
眼の前にいる大男は泣き叫ぶ｡その声とは別の男の声が地に置いているスピーカーから響いた｡
「困ってるようじゃな､死柄木よ｡」
「ドクター…」
死柄木さんがドクターと呼んだ男は大男の説明を始めた｡
ギガントマキアと呼ばれるその大男はオールフォーワンのボディーガードをしていた事｡尋常ならざる耐久で肉体改造なしで脳無のように複数個性を持っている事｡自身がどうなろうとも､夢を､意思を終わらせない為にギガントマキアを隠していた事を伝えた｡
「そんな優しいプレゼントには見えねぇんだが､気の所為か？」
荼毘はそう言いながら攻撃体制に入り両手に青い炎を纏う｡
そして､ギガントマキアは泣きながらこちらに走り出した｡
「良い目じゃ荼毘よ｡ギガントマキアは忠誠心が高すぎるあまり絶望しておる｡かつての主と死柄木との落差に｡」
「気に入ってもらえるように頑張れってか！」
心底面倒そうにしながら､向かって来るギガントマキアに荼毘は手に纏わせていた炎を吹きかけたが､まるで効いていない｡
「荼毘､下がって！効いてない！」
炎を受けながらも突進してくるギガントマキアを見て後ろから叫ぶ｡
するとスピーカーからオールフォーワンの声が聞こえてくる｡
声が聞こえた瞬間､ギガントマキアはスピーカーの方へ向かい､声が聞こえてきたスピーカーに頬擦りをしだした｡
洗脳でもされてるの？この大男｡と思うくらいには異様な光景だった。
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リナ(プロフ) - 素で間違えてました！コメントありがとうございます､修正しておきます｡ (11月29日 23時) (
レス) id: 9b1dc25640 (このIDを非表示/違反報告)
ねかあ(プロフ) - エンデバー（？）エンデヴァー（ｲｴｽ） (11月29日 23時) (レス) @page2 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
リナ(プロフ) - コメント､応援ありがとうございます､メリバ大好きなので身内のみ救われます｡ヒーロー嫌いではないのですが推しがいるわけではないので躊躇なくやらせていただきます｡連合に幸あれ… (11月23日 23時) (レス) id: 9b1dc25640 (このIDを非表示/違反報告)
鼓草(プロフ) - ヒーロー側に一切の救いが無いんですかね？最高ですね？敵連合WIN ENDですね？最高すぎます…更新の度楽しく読まさせていただいてます！これからも応援しています (11月22日 14時) (レス) id: a5f127d657 (このIDを非表示/違反報告)
よもぎ餅(プロフ) - いえいえ！次も楽しみに待っております！ (11月21日 18時) (レス) id: a37ec9ee81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ri | 作成日時：2023年11月16日 21時
