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「私はお前の秘密を知っている｡お前が行ったシュミレートの事をな｡」
その一言でライトニングが声を上げた｡
「貴様ッ…！お前は私が倒さねばならぬようだな｡」
二人のデュエルが進み､私とウインディ以外にもプレイメーカーにAi､ボーマンが現れる｡
残っている者が集まったのを確認し､リボルバーはデュエルをしながらライトニングの罪に関して話し始めた｡
「お前はイグニスが人間と関わった未来に関して数十億というシュミレートを行った｡それぞれのイグニスが人間と関わった未来はある程度どの√でも繁栄が見込まれた｡しかし､光のイグニスのみ例外だった｡コイツが人間と関わった未来は人間もイグニスも滅亡したんだ｡…お前には､この結果は耐えられなかった｡」
私には教えてくれなかったライトニングの心の闇､そして人間を敵視するようになった理由｡
当たり前だよ｡ライトニングは優秀なAIなのにこんな結果に耐えられるわけないんだ｡
でも私はライトニングがこうしてくれて良かったと思った｡
結局鴻上博士は私達を丸ごと消すつもりだったんだから｡
「リボルバー…あのデータを解析するとは貴様を侮っていたよ｡そうだ､私がイグニスを未熟なプログラムだと考えているのはそのシュミレートの結果だ｡私が他のイグニスに劣っているなど断じて認められない！だからこそ私はボーマンを作り出したのだ！デュエルにおいても猿ごとき貴様等に敗れる筈はない！」
「ライトニング…お前そんな風に､ウインディみたいに人間を見てたのか…」
Aiが哀しげに言うとリボルバーが口をはさむ｡
「正真正銘コイツと風のイグニスは同じものだ｡炎のイグニスが風のイグニスの事を性格が過激になり不審がっていただろう？コイツにプログラムを無理やり書き換えられたんだ｡」
「あぁ､そうだ｡全てはイグニスの未来の為に行った｡やがて人間はAIの支配下となり消え去る｡それは逆らえぬ運命というプログラムなのだ｡」
「ウインディ…ライトニングの事恨んでる？」
話を聞いていたウインディに問うてみた｡
「…いや､俺はライトニングに話を持ちかけられても人間を切り離す踏ん切りはつかなかった｡結果的に書き換えられはしたが､それで恨んだりはしてないから安心しろ｡」
そして､デュエルが進むにつれ劣勢に追い込まれていくライトニング｡
ライトニングは自分が負けると同時に草薙仁の意識とスペクターの意識を破壊するとリボルバーを脅しにかかった｡
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作者名：リナ | 作成日時：2023年9月6日 18時
