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そこにパートナーを連れた(パートナーの肩に乗った？)ライトニングが現れ､ウインディを憐れみの目で見ながらこう言ったのだ｡
「無様だな､その姿｡」
「何だと！」
まさに一触触発｡
ライトニングの心にもない一言でウインディは激昂した｡
「見たままを述べたまでだ｡」
「見たままを述べてもその言い方は無いんじゃない？貴方は頭がいいんだから特に身内には思いやりを持った言葉を使うべきだと思うけど｡」
ウインディも望んでこの姿になった訳ではない｡
人間を敵視するAI同士繋がりを持った仲間だというのに労りの言葉もなければろくに優しい言葉すらかけないライトニングを睨みつける｡
「…君がそこまで言うなら少しは考えてみよう｡」
少しか…まあライトニングにしては譲歩したんだろうなとこれ以上何も言わないこ とにした｡
代わりに私が怒ったことで冷静になったウインディがライトニングに問う｡
「奴等との戦いはどうなっている｡」
外部の詳細はだいたい私もライトニングを通して聞いている為､私もその話に耳を傾けた｡
「アースはSOLのバウンティハンターに捕獲され､破壊された｡」
ライトニングは戦いの痕跡を確認したようで映像を水に映し出す｡
アースの最後があまりにも無惨すぎて涙が溢れる｡自分がもしこんな事をされてしまってはと思うとゾッとするし､人間と相容れないことを再度実感してしまった｡
「酷い…人間はどこまで残酷なことができるの…人間にとって私達はモノでしかないんだね…」
「まあ､此方についたかも解らないし始末する手間が省けたと思うしかないな｡」
割り切った考えを持つなら確かにそう思うしかないんだよなぁ､とウインディの発言を聞きながら思う｡
「アクアは逃げ出して人間側についた…さて､報告は以上だ｡君達はボーマンの作業がそろそろ終わるから例の場所に移動してくれ｡」
「ライトニングは一緒に行かないの？」
「あぁ､私はまだやることがある｡…此処を墓標にする仕事がね｡」
ライトニングがブラッドシェパードとスペクターを倒し､ウインディがソウルバーナーを倒し､ボーマンがブルーメイデンを倒した頃｡
リボルバーと戦いたがるウインディを制しライトニングがリボルバーが対峙する｡
私は少し離れたところでウインディとそれを観戦していた｡
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作者名：リナ | 作成日時：2023年9月6日 18時
