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Aiを味方に引き入れようとした私達は私達は､プレイメーカーに続きリボルバーやハノイの騎士に拠点へと侵入を許してしまった｡
ウインディがリボルバーとデュエルしたが､力及ばず敗北する｡
「始末しろ｡」
リボルバーがそう言うと共に黒い棘がウインディを襲った｡
「ギャァァァｯ！？」
黒い棘が刺さった場所からウインディの身体が溶けていく…！
「ウインディ！！」
咄嗟に白い光を放ち､棘を分解する｡
「あ…ぁあ…なんて酷い…！！何をしてるの､ライトニング早く手を貸して！」
ぐったりしたウインディはあまりにもいたたまれない姿だった｡
何故か手を貸そうとしないライトニングに向かって叫び､漸く手を貸してくれたライトニング｡
彼のパートナーがウインディの体を拾い上げる｡
私の持つイグニスの力である復元力で何とか少しでも修復できれば…！
ウインディに触れて力を流し込んだ｡
私がウインディの修復を試みている最中､ライトニングは何やら話を進めていたがそんな話は今重要ではない｡
「ライトニング､早くウインディを修復しないと…用が済んだなら早く戻ろう｡」
ウインディの様子を見たライトニングが少し考えたような素振りをし､話し出す｡
「今すぐにでも奴等を倒したいところだが…確かにかなり強力なウィルスのようだな｡今回は引くとしよう｡」
ライトニングは自分の作り出したビット､ブートと名付けたAIを敵にけしかけ私達はその場を脱した｡
ーーーーーー
ウインディかウイルスで体を蝕まれてから数日｡
ウインディは体を修復する為にデータの泉に身体を浸けていた｡
私は度々ウインディの様子を見にそこに訪れている｡
「ウインディ…ごめんね｡顔だけはどうにかなったけど他は…」
早期処置のおかげで顔だけはどうにかなったが他は手遅れだった｡身体の至るところは病にでも蝕まれたかのように黒ずみ､ボロボロになっている｡
「いや…お前のお陰で少しはマシだったんだろ｡感謝はしておく｡」
素直ではない言い方だが､彼なりに感謝してくれていることを理解して少し顔が綻ぶ｡
修復できない黒ずんだ痛々しいウインディの身体に包帯を巻き付けていく｡
直ぐ側でウインディが「おのれ､人間共…」と愚痴を零していた｡
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作者名：リナ | 作成日時：2023年9月6日 18時
