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「ライトニング､何するの…どう言うつもり！？ウインディ…！」
ウインディに助けを求めて彼を見たが動く気配はなかった｡
「悪いな､(主人公)｡僕はライトニングの計画に加担してるからお前を助けられないんだよね｡」
ライトニングとウインディはグル？
「知っているかな？君は他のイグニスとは違いモデルとなる人間は存在しない｡その代わり､他のイグニスからの多大に影響を受けやすい｡君には人間の邪悪な面が見えていないから此処で勉強でもしてもらおうか｡」
私は人間は滅ぶべきだと思っている｡そう言ったライトニングは私の脳内に思考を送り込んできた｡
人間の悪意を…私達を人間は消そうとしている｡共存の道はなく消すか消されるかだけである事も…
それは二人が私の元から立ち去っても永遠に続いた｡
それから､何週間か後｡
「(主人公)ー｡勉強は終わった？」
目を細めながら陽気に聞いてくるウインディと､真顔で何も言わず此方を見つめるライトニング｡
光の蔦を解かれた私は自由の身になった｡
「ウインディ､ライトニング…ありがとう｡人間を滅ぼすしかイグニスに生き残る手段はない…私が甘いから､それを教えてくれたんだよね？」
ライトニングはイグニスの中でも優れた頭脳の持ち主だ｡
そんな彼が何の理由もなくあんな事をする筈がなかった｡
彼も､ウインディも私の為を…イグニスの為を思って心を鬼にしてあのような行動を取ったんだ｡私は二人の優しさを身をもって知ってるんだから｡
「あぁ､やはり君は…素晴らしいイグニスだ｡」
ほくそ笑むような笑み浮かべたライトニングは､私達と完璧な世界を作ろう｡と手を差し伸べる｡
これはイグニス皆の為でもある…そう思い､私はその手を掴んだ｡
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作者名：リナ | 作成日時：2023年9月6日 18時
