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サイバース世界が襲撃された際､皆と離れ離れになり泣きじゃくりながら皆を探しに行こうとする私はライトニングに手を引かれその場を脱した｡
「皆大丈夫かな…」
ライトニングに助けられてから共に行動し､彼から今やサイバース世界が襲撃され､私達イグニスが狙われていることを聞いてから気が気でなかった｡
何も悪いことしてないのになんでこんな目に合わなきゃいけないの…
外に出るのも恐ろしくて自分で辺境にワールドを作り引きこもっていた｡
ライトニングは定期的に私のワールドへやってきていたが､今回現れた彼は一人で現れたわけではなかった｡
「(主人公)､イグニスが１人見つかった｡」
ライトニングと共にやってしたのは黄緑と緑がベースカラーで紅い眼の風のイグニス｡
「神のイグニスも一緒だったのか､２人共無事で何よりだよ｡」
「風のイグニス､無事で良かった…」
にっこり笑うと､風のイグニスはウインディとでも呼んでくれと言ったので私も(主人公)って呼んでと返しておいた｡
「ウインディには少し話したが､我々はサイバース世界を破壊された｡次は人間が我々に危害を及ぼさないような場所でもう一度再建すべきだと思うがいかがだろうか｡」
それは最もな話だと頷く私とウインディ｡
もうあんな事は繰り返させてはいけない｡
「まずその場所を探さないとね｡…でも作り上げた後人間はどうするの？私達が作られた目的は地球破滅の危機を乗り越える為と人類の発展でしょ？」
「(主人公)は人間の事どう思ってるんだ？人間に狙われる身になった訳だけど､人間なんていなくなっちゃえばいいのにーとかって思ってるわけ？」
ウインディから疑問が投げかけられる｡
流石にそこまでは思ってないけど…
「怖いとは思ってるけどそこまでじゃ…」
「あぁ､そうか…残念だよ(主人公)｡」
本当に残念だとは思っていなさそうな真顔でライトニングがそう言うと私の足元から突然光の蔦が私に巻き付き自由を奪った｡
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作者名：リナ | 作成日時：2023年9月6日 18時
