無惨様に謁見する私は。 ページ11
神様である方の前で失礼のないようにひたすらに跪いて頭を垂れておく。神たる無惨様の前に粗相なぞ許されるわけがない。
「妓夫太郎に続き半天狗と玉壺が死んだ。」
上弦3人死んだのかぁ…なんとなく呼ばれた理由はわかった。あんまり機嫌良くなさそうな神様は言葉を続ける。
「鳴女に補足させ、産屋敷の居場所もわかった。近々、鬼殺隊も殲滅に入るが、上弦の肆、伍、陸に空きがある為、後任を決める。肆に鳴女。伍に李羅。陸に獪岳をつける。」
私は前から上弦欠けたら入るように聞いてたからわかるけど、獪岳も上弦入りとは流石だわ…。鬼になって早々に上弦に選ばれるなんて、獪岳ほんとにすごいなぁ。
そんな事を思っていると、位と血を与えるからあとで鳴女に声をかけてから来いと神様に言われ、言いたいことを言ったからか早々に去っていった。
神様が去った後、私と獪岳は師匠から声をかけられる。
「…獪岳…後任とはいえ…この短期間で上弦になるとは。お前を鬼にして…よかった。…これからも…あのお方の為に…励むことだ。…勿論李羅もだ。」
私が鬼にした者が二人も上弦になるとは…誇らしいものだ…。と少し嬉しそうで、柔らかい雰囲気の師匠。師匠に獪岳と自分が誉められてウキウキ気分の私は、思わず満面の笑みだ。
「嬉しいです師匠。獪岳も上弦に就任おめでとう!」
こんな短期間で上弦なんて私なんてすぐに抜かされちゃうな。と短期間で上弦までになった獪岳を師匠と私が誉めまくる空間ができていた。
獪岳は、努力したんだから当たり前です…いつか追い抜きます。と師匠に向かって言っていた。やっぱ凄いわ獪岳。
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作者名:リナ | 作成日時:2020年12月14日 2時