お父さんの不安 ページ9
翌朝、窓から入ってくる日差しで目が覚めた。
すぐ横のベッドで寝ているお父さんを見ると、まだよく寝ている。
起こさないようにそっと起きだして、部屋の洗面台で顔を洗う。
・・・ここ、個室だよね。
1日いくらかかるんだろ。それも聞いとかないとね。
私がため息をついて出てくると、お父さんが声をかける。
「おおー！！A！久しぶりだなあ。来てくれたのか？？？」
「お父さん！！！」
私はつい、声が大きくなる。
「久しぶりじゃないよ！！！」
私の勢いに、ちょっとたじろぐお父さん。
「え、A？」
「私がどれだけ心配したと思ってるの？？？
突然電話かかってきて、危篤だって言われて！
・・・お父さん死んじゃうかもしれないって・・・」
そこまで言うと、あとは涙が出てきて何も言えなくなってしまった。
お父さんは黙って頭をなでてくれる。
「ごめんごめん。心配かけたんだなあ。
キムさんはちょっと日本語がまだよくわかってないんだよ。
まあ、ちょっとした誤解はあったかもしれないけど、
Aが来てくれると思わなかったからお父さんうれしかったよ。
お父さんがAを置いていくわけないだろう？
そんな事したら、あの世に行ったときにお母さんに口きいてもらえないよ。
大丈夫だよ。
でもA一人でよくがんばったなあ。」
お父さんがそんな優しい事をいうから、私はますます涙が止まらなくなって、
でも泣きながらこんなことを思っていた。
ユノさんって、なんとなくお父さんに似てる？かな？
そのあとさんざん泣いてようやくすっきりした私は、お父さんにユノさんの事を話した。
「それは親切な人に出会えて本当によかったな？
お父さんからもお礼を言わなくちゃな。」
「そうそうそれからお父さん、入院の事聞いた？
3か月ぐらい入院しなきゃいけないみたいよ？
私どうしたらいい？」
「えっ？！そうか・・・3か月かあ・・・
それはどうするかな・・・
本当はAに日本に帰っていいと言いたいんだが、
正直今回はお父さん、けっこう体調がよくないんだよ。
だから、Aには申し訳ないんだが、できればここにいてもらいたいな。」
お父さんが不安そうな顔をしている。
こんなお父さん、初めて見る・・・
私がしっかりしなきゃいけないんだ・・・
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東方の神起 - やっぱいつ読んでも面白いですね!もうこれで４、５回は読みましたよ〜＾−＾やすのさんがかくユノが大好きです。 (2013年12月14日 22時) (
レス) id: dfdcebd87d (このIDを非表示/違反報告)
yuna(プロフ) - こちらも読み始めました^^やすの☆さんのユノが好き^^ (2012年7月23日 9時) (レス) id: f09ee12cff (このIDを非表示/違反報告)
ほみぃ(プロフ) - もう１回読も〜っと(。-∀-)♪ (2011年8月5日 1時) (携帯から) (レス) id: 7e56e94731 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 初めて読ませて頂きました(*^^*)素敵です♪ (2011年5月25日 14時) (携帯から) (レス) id: 696dbc5635 (このIDを非表示/違反報告)
みしょ - ユノに思ってもらえて幸せだよ〜(^^) (2010年7月18日 22時) (携帯から) (レス) id: 220dfc605b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やすの☆
