彼の電話 ページ11
「あ、パク先生こんにちは。
いつもありがとうございます。
お父さんは今リハビリ中ですよ。」
「そうだよね。お父さんとてもがんばってるけど、
けっこう辛いリハビリになると思うから、Aちゃんからも
しっかり励ましてあげてね？」
そう言うと、先生はニッコリ笑って部屋から出て行こうとして、
そして急に何か思い出したようにまた振り返った。
「そうそう！大事な事忘れるところだった。
さっきユノ君から君あてに電話があったんだ。
全然連絡くれないからってボクのところに連絡してきたみたいだよ？
時間あるときに電話してあげて？
ずいぶん心配してたよ？」
先生は手を振りながら部屋を出て行ってしまった。
びっくりした・・・
もうユノさんからは連絡はないと思ってたのに・・・
けっこう忙しそうな感じの人だったから、
これ以上迷惑はかけられないと思ったんだけど・・・
電話しても、いいのかな？
もう一回お礼もちゃんと言いたかったし。
私はちょっと緊張して携帯を手に取った。
発信音が鳴る。
コール音が５回して、
「ヨボセヨ？」
という韓国語が聞こえた。
「あの、ユノさんですか？」
・・・ドキドキする。
やや間があって、
「ああ！その声はAちゃん！！！
どうしてでんわくれないんですか？？？
しんぱいするじゃないですか！！！
おとうさんのぐあいはどうですか？」
・・・なんかユノさんの声を聞くと安心する。
「はい、ごめんなさい。お忙しそうで悪いかなって思って、
なかなか連絡できませんでした。
はい、お父さんはリハビリも始まりましたし、順調みたいです。」
「Aちゃんは、住むところ決まりました？」
私は悩んでるところをつかれて、一瞬言葉につまった。
「・・・大丈夫ですよ？
お父さんの知り合いの人に部屋紹介してもらいましたし、
何とかやっていけそうです。」
精一杯明るく言ったつもりだった。
「・・・ほんとに？」
やや間があって、ユノさんが聞いてくる。
「はい、本当です。だからもう心配しないでお仕事がんばって下さいね？
落ち着いたら、また改めてお礼をしますので・・・」
「そんなことはいいんだけど・・・」
ユノさんは、何だか、怒ってる？
「あっごめん、よばれちゃった！いかなくちゃ。じゃあまたね？」
それで電話はすぐ切れてしまった。
電話を切って私はため息をつく。
まさかもう、これ以上ユノさんにはお世話になれないよ・・・
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東方の神起 - やっぱいつ読んでも面白いですね!もうこれで４、５回は読みましたよ〜＾−＾やすのさんがかくユノが大好きです。 (2013年12月14日 22時) (
レス) id: dfdcebd87d (このIDを非表示/違反報告)
yuna(プロフ) - こちらも読み始めました^^やすの☆さんのユノが好き^^ (2012年7月23日 9時) (レス) id: f09ee12cff (このIDを非表示/違反報告)
ほみぃ(プロフ) - もう１回読も〜っと(。-∀-)♪ (2011年8月5日 1時) (携帯から) (レス) id: 7e56e94731 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 初めて読ませて頂きました(*^^*)素敵です♪ (2011年5月25日 14時) (携帯から) (レス) id: 696dbc5635 (このIDを非表示/違反報告)
みしょ - ユノに思ってもらえて幸せだよ〜(^^) (2010年7月18日 22時) (携帯から) (レス) id: 220dfc605b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やすの☆
