〔未満警察〕police less than. part2

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快「犯人は身代金が欲しい訳じゃない。あの子たちの家族からお金は取れない。」


　
次郎「..じゃあ、犯人の目的は..」

　

『...売春か人身売買。』


　
快「ああ、..あの子たちは誰にも探してもらえない。そういう子が誘拐されても誰も通報しない。」


　

『...、警察が気付けない誘拐事件。』


　

次郎「でも、俺たちは気付いた。」


　

快「ああ、俺たちの事件だ。」



　


　


そう言って、時計を確認する本間くん。

　
辺りは少し暗くなってきている。

　
時間が命の誘拐事件。

　

　



　

快「無事でいてくれよ〜..」



　
『...、』


　

快「まずはコグレだ。」


　

次郎「行こう。...、Aちゃんはもう学校に..」


　

『..私も行く。』


　

次郎「でも、..」


　

『..、何？』


　

快「ここからは危険だ。女が相手でも容赦ないような奴等だ。」


　

『...女だから出来ないことって何？警察官を目指してるのに出来ないことって何？』


　

次郎「...、」


　

『女だからってそんな偏見しないで。私もあの子たちに託された。...アミさんを助けてほしいって言われた限り、私は何があっても諦めない。』


　

快「...わかった。行こう3人で。」



　
次郎「ああ、..だけど約束してAちゃん。絶対に俺らと離れないで。何かあったら俺らを呼んで。わかった？」


　

『...、わかった。』


　


　


そう約束をして、
私たちはコグレがいるバーへと向かった。


　
何が何でも、助けないと。


　
あの子たちを裏切らない為にも、


　
私たちは走らなければいけない。


　


　


　

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