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彼女らと話していると、
彼らが戻ってきた。
きちんと、お土産も一緒に。
快「アミさんとはどこで出会ったの？」
少女1「..、SNSで。」
快「それはいつ頃？」
少女1「...、1年くらい前。2人とも家出したばかりで...」
『...、』
少女1「この家の石川さんっていう、..あの金髪の人ともSNSで知り合って、ここに住んでいいって言われて。」
次郎「..、1年間も家に帰ってないの？」
少女1「...はい。」
次郎「家族の人心配してるんじゃない？」
私は、それ以上言わせないように
隣にいる彼の手に触れ、首を振った。
”これ以上は聞くな”
彼にそう告げるように、目で訴えた。
少女1「家族は私のこと探してないと思います。...、携帯繋がるのに一度も連絡来ないし。」
次郎「...、ごめん。」
彼にはきっとわからない。
彼女たちの気持ちも、私の気持ちも。
笑顔いっぱいな家庭で育った人たちになんか、
きっと予想もできないんだろう。
だけど、彼らはきちんと聴こうとしている。
彼女らの叫びを。
彼女らの助けを。
この人たちなら、何でも話せる。託せる。
そう思わせてくれるような人たちだ。
だからなのかな、私が彼らから離れられない理由は。
少女2「アミさんのこと、助けてください！」
少女1「絶対見つけてください。お願いします..！」
次郎「うん、必ず見つける。だから泣かないで。」
快「新しい部屋はもう入れる？」
本間君の問いかけに、
静かに頷く少女たち。
快「..、ここを出るんだ。」
次郎「じゃあ俺ら今からアミさんを助けに行ってくるから、ちゃんと新しい部屋で待ってるんだよ。」
一ノ瀬くんがそう告げると、私たちは部屋から出ようと玄関に向かう。
少女1「..お姉さん！」
『...、』
少女1「さっきはあんな事言ってごめんなさい。...私諦めません。最後までお姉さんたちを信じて待ってます！」
少女2「...私も。だから、アミさんを助けてください。」
『..、最初からそのつもり。』
後ろを振り向いて少し微笑んだ私に、
彼女らは何を思っただろうか。
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とまとミニ(プロフ) - あぽんさん» コメントありがとうございます！亀更新で本当に申し訳ないです…今日更新したのでよければ見てください！ (2020年8月13日 11時) (
レス) id: 0857c8b69c (このIDを非表示/違反報告)
あぽん - とても面白いです！更新待ってます！ (2020年7月18日 21時) (レス) id: 34390084ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とまとミニ | 作成日時：2020年7月15日 18時
