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Jside


 


 


 

 

 

快くんがおかしい。

 
明らかにおかしい。


 
Aちゃんが行方不明というのに、
一切驚く素振りを見せない彼。


 
 


 

「快くん、...さっきから何かおかしいよ。」


 
快「...いや、何でもない。....、けど」


 
「けど?」


 
快「...、野原とAちゃんのこと心配だよな。」


 
「はあ、よかった〜快くんも心配してた。」


 

 

2人のことを心配していないような彼に、
不安になっていたが彼の発言を聞いて安堵した。


 
 


 

快「今日ボランティア終わったら、野原に連絡して会いに行ってくるよ。」


 
「...、Aちゃん今日のボランティアどうするんだろ。」


 
快「..野原と一緒に居るのかな。」


 
「...、Aちゃんのことだから野原を止めてくれてんのかな。」


 

 

俺たちは心配になりながらも、
ボランティア活動に行く為教官の元へと足を進める。


 



 


 


 

 

片野坂「...、おいお前ら何を企んでる。」


 
快..,「..っ、何も企んでおりません!」



「企んでません!」


 
及川「..、野原さやかとAAの件ではないでしょうか。」


 
「「ち、違います!!」」


 

 

やばい、教官たちにバレてる。


 
このままじゃ快くんの計画も台無しだ。


 


 

 
片野坂「2人とも、上瞼と下瞼が大きく開いた。嘘が発覚するのを恐れる顔だ。」


 
「「...っ、」」


 
片野坂「..まあいい。今日は犯罪被害者のグループセラピーのボランティアだ。」


 

 
そう言って、俺は教官からスタッフパーカーを貰おうと手を伸ばす。

 
すると教官は、
俺にはそのパーカーを渡さず快くんに渡す。



 

 

片野坂「...、ただし本間だけだ。」


 
「あ、あの自分は?」


 
及川「お前らが一緒に居ると必ず何かやらかす。」


 
快「...、分かりました。」



 


 

外出届けを出そうとしたが、
罰則として奉仕活動をしている為許可が出されることはなかった。


 
ああ、俺も一緒に行きたかったな。


 
 


 



 

俺は、Aちゃんが不安で堪らなかった。


 
最近の元気のなさを見てた分、
余計に心配で堪らなかった。


 
鷹木には強気で”彼女は辞めない”なんて言ったけど、



 


 



 
俺は、彼女の何も知らない。


 



 


 

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とまとミニ(プロフ) - あぽんさん» コメントありがとうございます!亀更新で本当に申し訳ないです…今日更新したのでよければ見てください! (2020年8月13日 11時) (レス) id: 0857c8b69c (このIDを非表示/違反報告)
あぽん - とても面白いです!更新待ってます! (2020年7月18日 21時) (レス) id: 34390084ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とまとミニ | 作成日時:2020年7月15日 18時

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