〔未満警察〕police less than. part2

・ ページ18

.


　


　


Jside


　


　



　


　


快くんの名案で、
犯行の車の防犯カメラ確認を柳田警部補に頼んだ。

　

すると、
部下の電話番号をもらった。


　
これで、犯人の何かが分かるに違いない。


　


　


　


俺たちは稲西さんに電話をして、

　
車両確認の頼みを直接した。

　
頼める人は、もうこの人たちしかいない。


　
　



　


快「次郎ちゃんに、頼みがある。」


　
「なに？」


　
快「俺を強くしてほしい。」


　

　

そこから俺たちは、
死にもの狂いで特訓をした。

　
自主練はもちろん、
訓練も今まで以上に励んだ。


　


　

　

Aちゃんを守る為に、


　
少女たちを助ける為に、


　
俺たちは強くならなければいけない。


　


　
”警察官を目指してるのに出来ないことって何？”


　

あの日、彼女は俺たちにそう訴えた。


　
確かにそうだよな。


　
俺らに出来ないことなんて一つもない。


　


　

Aちゃんは一人じゃない。

　

仲間が居る。俺が居る。


　
それを伝える為にも、
俺はアイツらを倒さなければいけない。



　



　



　



　


　
及川「犯人が手に凶器を持って襲ってきた時、手をクロスさせ犯人の手首を挟む。」


　
「...、」


　
及川「次に大きく半円を描きながら手首をひねる。そうすると凶器を離す。」


　
快「...、」


　
及川「次に、鼻を攻撃。これでも犯人が倒れない場合は、喉元を思いっきり撃つ。」


　


周りは笑っていたが、
俺らは真剣だった。


　
快くんと一緒に、助教が今やっていたことをおさらいしていた。


　
助教が見ているなんて、知らずに。


　


　


　


　


　

　

稲西「興味深いことに、車体にはMGC倉庫って名前が入ってる。どういう関係かは自分たちで調べて！」


　
「「ありがとうございます！」」


　
　


　
調べると、輸送の倉庫会社ということがわかった。

　
コンテナに運んで海外へ売り飛ばす。

　
　

今度の日曜日に船が出航する。

　
その日が決戦日だ。


　


　

絶対に、助ける。


　

　

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す