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私は麻酔を打たれ、
気付けばアミさんたちと同じ状況になっていた。

 
手足を縛られている最中で、

 
私が攻める隙はなかった。


 


 

ボス「いいか、キズモノにするな。」


 

「「「はい。」」」


 

ボス「返品費用はこっち持ちだ、丁寧に扱え。」


 

「「「はい。」」」


 

『..っ、私たちをどうするつもりですか。』


 

アミ「警察には言いません。どうか助けてください。」


 

『...、』


 

ボス「ふっ、もちろん助けてあげるさ。」


 


 

そう言って、アミさんをベットに座らさせ、
私の頭を優しく撫でる。


 
 


 
ボス「なあ皆、家出して一生懸命働いて、..それでも生活するのが精一杯で大変だったろ?」


 
アミ「...、」


 
ボス「..可哀想だな、もうこんな日本には居たくないだろ。」


 
『...それって、』


 
ボス「...キミは物分かりがいいようだね。気に入ったよ。」


 


 

そう言って、
私の頬を優しく撫でまわすボス。

 
ここに居る少女たちは、海外へ売り飛ばされる。

 
人身売買の為に。


 


 

ボス「..、喜べ。キミたちはAクラスだ。向こうで贅沢な暮らしができる。」


 

『...、贅沢したいなんて貴方に頼んでない。』


 

ボス「なんだと..?」


 

『...、私の幸せは仲間と一緒に居る事。それを奪った分際で調子に乗らないで!』


 

ボス「...、おい可愛い子ちゃん。次俺にそんな口の利き方をするとキミはEクラスに転落だ。わかったね?」


 

『...っ、』


 


 

私の髪を強く握り、
上へと引っ張り無理やり目線を合わせられる。

 

絶対に負けない。

 
そう思って、彼を強く睨んだ。


 


 


 

ボス「..強気な女は嫌いじゃない。」


 
 


 

そう呟くと、彼は出ていった。


 

 


彼らはきっと助けに来る。

 
だけど、こんなに敵が居ると、
いくらあの2人でも倒せない。


私が出来ることはしとかないと。


 


 


『...、アミさん大丈夫。心配いらないから。』


 


 

そう彼女に告げ、
私は外で拾っていたガラスの破片を縛り紐へと向けた。


 


 

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とまとミニ(プロフ) - あぽんさん» コメントありがとうございます!亀更新で本当に申し訳ないです…今日更新したのでよければ見てください! (2020年8月13日 11時) (レス) id: 0857c8b69c (このIDを非表示/違反報告)
あぽん - とても面白いです!更新待ってます! (2020年7月18日 21時) (レス) id: 34390084ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とまとミニ | 作成日時:2020年7月15日 18時

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