・お菓子が欲しい ページ15
ー10月31日ー
朝ご飯とは違ういい匂いがして目が覚めた。
……そっか、今日はハロウィンだ。
「…おはよ、トリックオアトリート。」
『あ、起こしちゃった?おはよう。』
鉄板の上に並ぶ可愛いクッキー。
ひとつ手にとって口に入れると、まだ少し熱かった。
「ん〜美味しい。」
『よかった。もうすぐご飯できるから顔洗ってきて。』
朝ご飯も食べて、冷めたクッキーを袋にラッピングしていくA。
そしてかぼちゃの絵が描いた紙袋に入れて高専へ向かった。
生徒、教員含む呪術師、補助監督、窓、とか。
会う人みんなに呪文を言われてはお菓子を配り歩いている。
「A先輩〜!お菓子ください!」
『灰原おはよ。はい、どうぞ。』
「やった〜!A先輩の作るお菓子が世界で一番好きです!」
『ありがとう、私今から出て直帰だからコレ七海に渡しといてくれる?』
「もちろんです!いってらっしゃい!!」
Aを見送って灰原と2人。
その場でボリボリとクッキーを食べながら美味しいと言っていて、僕まで嬉しくなる。
「なんでこんなに美味しいんでしょうね〜。」
「愛でしょ。」
「愛か〜いいですね!」
今日のために早朝からクッキーを焼き始めるAの、愛以外の何でもない。
鼻歌を歌いながらラッピングしているのだって見てたし。
「……ねぇ、それ七海に渡しに行こう。呪文言わせようよ。」
「いいですね!行きましょう!」
***
「ただいま〜」
『おかえり。遅かったね。』
「生徒たちにお菓子買ってこいってパシられてね……」
お菓子持ってないからイタズラしなよって言ったら「今すぐ買ってこい」と一言。
ひどくない??五条先生泣いちゃったよ。
「A〜〜トリックオアトリート!」
『そう言うと思って、悟だけにプリン作ってるよ。』
「え!!A大好き!」
『ちょっと変なとこ触らないで、』
お菓子も貰うけどイタズラもしちゃうよね。
だってAが可愛いんだもん。
*
突然のハロウィン編でした!
滑り込みで間に合いました、、!
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sou(プロフ) - 甘々五条さんとっても素晴らしかったです!!こんな素敵な作品をありがとうございます!! (2022年2月15日 11時) (レス) @page25 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
ざりがに(プロフ) - 五条先生推しではなかったのですが、めちゃくちゃ好きです!笑勝手ながら、くまこさんの他の小説もたくさん読ませてもらってます♡これからも、よろしくお願いします。 (2022年2月14日 23時) (レス) @page25 id: f02a20b810 (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - riyaさん» いつもコメントありがとうございます!キュンキュンしてもらえたなら良かったです☺️また機会があればよろしくお願いします!ありがとうございました✨ (2021年12月7日 12時) (レス) id: b0f5221857 (このIDを非表示/違反報告)
riya(プロフ) - 五条悟浮気小説が多い中。キュンキュン素敵な物語を読ませてもらいありがとうございました。次回作また楽しみに待ってます💖 (2021年12月7日 9時) (レス) @page25 id: 0599723b2d (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - 雨宮さん» 驚かせてしまってすみません(*_*)嬉しいお言葉ありがとうございます!今は下書きですが、また近々平和な世界線でのお話公開するので気が向けば覗いてみてください(^o^)更新頑張ります! (2021年11月12日 12時) (レス) @page18 id: 05d493dbab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くまこ | 作成日時:2021年10月9日 10時