・お兄ちゃん? ページ12
・
高専のアラートが鳴り響いた。
傑がまた未登録の呪霊出したと思ったけど、今回は違った。
侵入者、そう考えた僕たちは気配のする方へ走った。
「……A、悠二それは?」
アラートの原因と思われる呪霊を連れてAと悠二が任務から帰ってきた。
2人で行ったはずなのに3人で帰ってきて、謎の呪霊は真ん中でAと悠二の手を繋いでいた。
「『……お兄ちゃん。』」
「お兄ちゃん?2人ともお兄ちゃんいないじゃん。」
「なんていうか、さっき兄弟になったんだよ……な、Aさん、」
『そうなの。』
「もっとちゃんと説明して。」
堂々としているソイツ。謎のお兄ちゃんと呼ばれる呪霊。
「夏油先生にお願いしたら一緒に暮らせるかなと思って…さ、」
「妹と弟がいつも世話になっている。」
『本当に敵じゃないよ、協力的だし…よくわかんないけど。』
「脹相」と名乗った呪霊。
どう見てもお兄ちゃんじゃないでしょ……
話が噛み合わないけどAが敵じゃないって言うなら本当だと思う。
「Aのお兄ちゃんって事は…僕の
『悟はね、私の旦那さんなの。』
そう言った瞬間、脹相の顔は明るくなった。
「そうか…お兄ちゃんでいいぞ、弟よ。Aの事大事にしてくれてありがとう。」
「え……あ、はい…お義兄さん?」
それなりの術式の使えるお義兄さんは漏瑚や花御同様、傑の管理で面倒を見る事となった。
「Aって本当に呪霊にも好かれるよね。」
『あの子たちが特殊なだけだよ。』
「浮気しないでよ〜?」
『悟の事こんなに好きなのに浮気すると思う?』
少し照れながらそう言うAに僕の心は撃ち抜かれた。
思いっきりAに飛び付くがしっかり受け止めてくれる。
小柄で筋肉もそんなに無いのに、どこからその力は出てくるのか本当に不思議だ。
「はぁ〜A愛してるよ。」
今日も幸せすぎてため息出ちゃうな。
*100票!ありがとうございます!
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sou(プロフ) - 甘々五条さんとっても素晴らしかったです!!こんな素敵な作品をありがとうございます!! (2022年2月15日 11時) (レス) @page25 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
ざりがに(プロフ) - 五条先生推しではなかったのですが、めちゃくちゃ好きです!笑勝手ながら、くまこさんの他の小説もたくさん読ませてもらってます♡これからも、よろしくお願いします。 (2022年2月14日 23時) (レス) @page25 id: f02a20b810 (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - riyaさん» いつもコメントありがとうございます!キュンキュンしてもらえたなら良かったです☺️また機会があればよろしくお願いします!ありがとうございました✨ (2021年12月7日 12時) (レス) id: b0f5221857 (このIDを非表示/違反報告)
riya(プロフ) - 五条悟浮気小説が多い中。キュンキュン素敵な物語を読ませてもらいありがとうございました。次回作また楽しみに待ってます💖 (2021年12月7日 9時) (レス) @page25 id: 0599723b2d (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - 雨宮さん» 驚かせてしまってすみません(*_*)嬉しいお言葉ありがとうございます!今は下書きですが、また近々平和な世界線でのお話公開するので気が向けば覗いてみてください(^o^)更新頑張ります! (2021年11月12日 12時) (レス) @page18 id: 05d493dbab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くまこ | 作成日時:2021年10月9日 10時