可愛すぎる妻の話がしたい【五条悟】

・新婚夫婦 ページ11

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急遽1週間の出張を命じられた。

まあ無理だよね。




「五条さん、お時間が……」

「伊地知〜僕は動かないよ、行きたくないしさ。」

「ですが飛行機の時間がもう間もなくで…」




こうなると呪術界を滅ぼしたくなる。
Aとの時間が1週間無くなるって事でしょ？無理生きていける？？




「オイ、あまり伊地知を困らすなよ。」

「硝子までそんな事言わないでよ〜」

「…いいのか？五条が行かなかったらAが代わりに行くんだぞ。」

「なんで夫婦引き裂くの？新婚なのに〜〜」




結婚して4年。まだまだ新婚だよね？？
新婚なのに出張ばかりツライ。




『あ、みんな集まってる。どうしたの？』

「A丁度いい所に来たな。コイツの出張代わってやってよ。」

『行かないの？』

「Aと離れるなら行きたくない。」

『……他人にワガママ言っちゃダメ。言っていいのは2人の時だけだよ。わかった？』




そんな事言われたら「わかった」としか言えなくない？
Aはちょっとズル賢い所がある。まあそれも可愛いんだけどね。




『ホラ車までおんぶしてあげるから行くよ。』

「いいよ歩くし。」

『じゃあ手を繋いで行こうね。』




重い腰を上げて立ち上がった。
Aと手を繋いで車の前まで歩いた。




『いってらっしゃい。』

「ん、」




少し膝を曲げてAに唇を突き出した。
照れながらも軽くキスしてくれた。




「いってきます。」




まだまだ新婚夫婦だし、いってらっしゃいのチューぐらいいいよね？





*




「流石だなA。」
『悟はある意味扱いやすくて助かるね。』




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