可愛すぎる妻の話がしたい【五条悟】

・無量空処 ページ8

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『無量空処。』

「…え、どうしたの？可愛い。」

『悟の真似。似てる？』




家に帰って、いつもなら「おかえり」と出迎えてくれるのに今日は違った。



クソデカ溜め息出る。可愛すぎる。
唐突にこういう事してくるからダメ、可愛すぎて犯罪。

指逆だし。




「…(可愛すぎて)似てない。」

『やってよ。』

「やーだ。」

『秘密兵器。……これでどう？無量空処。』




いつの日か使わなくなっていた高専生の時に使っていたサングラスを掛けた。

領域展開する時はサングラスいらないんだけど。




「Aはよく知らないと思うけど、無量空処使うと相手はバカになっちゃうんだよね〜
Aが2回も使ったから僕バカになっちゃったかも。ベッド行こっか。」




抱きしめようと思ったがスルリと逃げられた。




「…A？」

『無量空処してくれるまでヤダ。』

「やってあげるから来て。」




Aを抱えて玄関を飛び出した。

人気の無い所まで飛んで、



_____領域展開。




「どう？満足？」

『指教えてくれるだけでよかったのに。』

「Aがやってって言ったんでしょ。」

『ありがと。』




家に帰ってからAは覚えた指の形を何回も真似して見せてきた。

可愛い、可愛すぎる。




「かっこよかった？」

『…？いつでもかっこいいよ。』

「どうしよう今日溜め息しかでないな…」

『え、どうしたの？』

「Aが可愛すぎて。」




そう言うとAは少し考えて両手を広げた。
そこに飛び込むようにダイブしたら優しく抱きしめ返してくれた。




『愛してるよ。』

「急なデレやめて、心臓に悪い。」

『抱っこして？』




言われた通りにAを抱っこ。僕より少し高くなった視線。

頬に手を添えられてそっと唇が重なった。




「…A本当にどうしたの、可愛すぎていろいろ心臓とか心とか痛いんだけど。」

『わざわざ領域展開してくれたから。』

「今後Aのためなら何回でもするよ。」

『…もう見れたから大丈夫、ありがとう。』




今日もAが可愛すぎてつらい。




次の日、無量空処を2年に披露するAの姿があった。
またそれも可愛かった。Aを見守る2年も可愛い…




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