五条悟に見つかる婚約者七 ページ16
「今すぐ車を出して」
「どちらへ？」
「これを解約するの」
顔を顰めた彼女の顔は忘れられないものになる気がする
思い立ったら即行動というので、直ぐに解約した
最初から自分で行っていればよかった
これで軽い気持ちになり憂鬱になりそうな事は消えたと思ったのに
「やあ」
「……………なんで」
京都に五条悟がいるの
「久しぶりの再会なのに酷いな」「なんか痩せた？」「そのドレス似合ってるけど趣味変わった？僕が選んだやつにしなよ」「それに、話したいこといっぱいあるんだけど」
矢継ぎ早に話しかけられているが頭の整理が追いつかない
そもそもなぜこの人が京都にいて、偶然にもこのパーティーに呼ばれているのか
ここは彼のような名家が来るような場所ではないはずである
携帯解約から1ヶ月は経ったし、お父様には婚約破棄の方向で話を通したはずだ
確かにお父様から何も答えは出ていないし、言われてもいない
だが、私が何処にいるのかは絶対に教えない約束をしていたはずなのに
なんでここにいる
「あ？なんでここにいるって顔してる？そりゃ〜僕ほどになれば簡単に分かるよ」
サングラスを外した彼に胸が苦しくなってしまう
顔に色気がプラスされて久々に胸が熱くなるのも感じた
が、違和感も覚える
「…貴方、本当に五条悟？」
「失礼だな。僕は正真正銘五条悟だよ」
違和感1つ目は…一人称が俺から僕になった事
そして物言いも柔らかくなった
どういうこと？この人、ここ十年で何があった
「ちょっと向こうの部屋で話そっか？」
「いえ、まだ仕事が」
「携帯の件、割と本気でキレてるんだけど…それでも仕事行く気？」
割と…なわけがない
声のトーンから醸し出される有無も言わさぬ圧力
手に持っているシャンパングラスが揺れそうになるレベルだ
と言うかそもそも私は悪くないじゃない
貴方が約束を破っていて私達の繋ぐものは十年前から無いのに
「…その件に関しましてはお父様からお話があったと思いますが」
「いい加減その喋りも辞めろよ」
「申し訳ございません。仕事で来ておりますので」
「…はぁ…そうだ、昔から頑固だった」
「分かっていただき光栄です。そろそろよろしいですか？私も暇ではないので」
「…まあいいや。待たされるのは慣れてるからね〜」
は？帰らないわけ？
そもそもこのパーティーに用ないでしょうに
とりあえず挨拶周りだけ済ませる
今日は顔出し程度でいいと言われたから長居は無用
まあ、私に待つ義理はないから先に帰らせて貰うけど
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伊織(プロフ) - プスメラウィッチさん» プスメラウィッチさん、はじめまして。こちらは一応五条悟夢にはなりますので、彼が頑張ってくれることを祈ります…。応援ありがとうございます！コメントありがとうございました！ (2021年5月10日 9時) (
レス) id: 4be3650e25 (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - 夢花さん» 夢花さん、はじめまして。夢主ちゃんはもどかしい子なので頑張ってもらいますね。コメントありがとうございました！ (2021年5月10日 9時) (レス) id: 4be3650e25 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年5月8日 22時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(プロフ) - 夢主ちゃん…ガンバ☆ (2021年5月8日 21時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊織 | 作成日時：2021年5月5日 15時
