五条悟に見つかる婚約者四 ページ13
全てが分からないように上手く隠されている
テロが起きるだの、予言だの色々言われているが全て違う
これはきっとあっちの世界の話がこっちの世界まで巻き込んできている
そんな時、ぞわりと悪寒に似た気持ちが悪いものが背中を駆け抜けた
不意に窓の外を見てみると、そこには普段はあるはずの無いものがあった
「黒いドーム?なにあれ」
京都市内の方が黒いもので包まれていた
あれがいわゆるあっち側を認識できる現象なのだろう
「ちょっといい?」
「はい、お嬢様」
廊下で待機していた彼女とは別の侍女を部屋に呼ぶ
「あっちに…なにか変なものとか見える?」
「あちらですか……?……京都タワーが見えますが…通常通りの光景ですね。特に変わりものもありません」
「…そう」
ありがとうと彼女に伝えて部屋から出す
黒いもので覆われていて何も見えないから、私には京都タワーはみえない
ということは、完全にあちら側の何かなのだろう
そして見えない人たちを巻き込まないように、政府を巻き込んで対処したと言う事
私達にできることは何もない…むしろ近づかないことができる事である
彼女や彼達の仕事を邪魔しないことが一番
「無事でいてよね…」
彼女の無事を祈りながら、どこか捨てきれない彼へと呟いた
「お嬢様、申し訳ございません。お待たせいたしました」
「…おかえり」
「…ただ今戻りました」
「無事で何よりだわ」
彼女が帰ってきたのは翌日だった
珍しく怪我を隠してないところを見ると、昨日は大分激しい何かがあったみたいだ
「傷は痛む?」
「いえ…見た目が大袈裟なだけなので大丈夫です」
「今日一日は休んでても大丈夫よ?」
「それは出来かねますね。それに本日はこの身が滅ぼうともお嬢様の側を離れるわけには行きませんので」
「な、なんだか凄く重たい言葉に聞こえるけど…?」
そんなことはありません。そう彼女は言うとお茶の用意をしている
「お茶の時間はまだよ?」
「今から旦那様が参られますので」
「え!?何それ知らない!」
「サプライズだそうです」
「………それ、バラしちゃだめなやつでしょ」
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伊織(プロフ) - プスメラウィッチさん» プスメラウィッチさん、はじめまして。こちらは一応五条悟夢にはなりますので、彼が頑張ってくれることを祈ります…。応援ありがとうございます!コメントありがとうございました! (2021年5月10日 9時) (レス) id: 4be3650e25 (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - 夢花さん» 夢花さん、はじめまして。夢主ちゃんはもどかしい子なので頑張ってもらいますね。コメントありがとうございました! (2021年5月10日 9時) (レス) id: 4be3650e25 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年5月8日 22時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(プロフ) - 夢主ちゃん…ガンバ☆ (2021年5月8日 21時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:伊織 | 作成日時:2021年5月5日 15時