【完結】クールなクラスメイトが私のペットになりたがる話【kyng】 (ページ10)

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1日の終わりページ10

ちょっとした事件もあったが、掃除時間は無事終了した

つまり、もう下校時間である

やったー！やっと帰れる～！

帰りのHRもすぐに終わり、私は早々にカバンの用意を済ませて教室を出た

『今日は何かと濃い1日だったな、、、』

下駄箱の方に向かいながら私は何気なくつぶやく

今まで1度も話したことのなかったDyticaのメンバーと話した

しかも、何故か小柳に犬にしてほしいなんておかしなことを言われて、ゲームのフレンドになって掃除時間には助けてもらって、、、

クラスメイトからの視線は特に女子からが冷たくなった気もするけど、、、

それでも絶対に話すことはないと思っていたクラス１のクールな男子と話すなんて昨日の私は予想もしていなかっただろうなぁ

『ラッキーだったのかも』

私は下駄箱から自分の靴を取り出して学校を出ようと、、、

小柳「ドクター！！！！」

『！？』

いや、このくだり今日何回目だよ！

もう下校時間だからって油断してた、、、

『ど、どうしたの？』

小柳「どうしたもなにも、一緒に帰るに決まってんじゃん」

『は？聞いてないよ？』

小柳「言ってないからな」

『そういう問題じゃないだろ、、、』

小柳「ドクターって徒歩通学？じゃあ、家まで送ってやるから早く出よ」

『いや、なんで一緒に帰ることになってんの！？てか、家までついて来られるの嫌なんだけど！プライバシーの侵害！！』

小柳「そんなこと言うなって。俺とドクターの付き合いだろ？」

『今日初めて話しましたよね？』

小柳「まぁまぁ、ドクターどうせ1人でしょ？JKが1人で徒歩下校とか1番危ないやつだから。それに俺付きまとうって宣言したし！」

『わ、わかったよ！じゃあ、お言葉に甘えて一緒に帰ろうか』

小柳「よっしゃー！早く帰ろうぜ！ついでに途中の自販機でココア買ってよ！今日のお礼の！」

『そういうことはよく覚えてるんだね、、、分かった。歩いてすぐの公園のところに確か自販機があったはずだからそこで買おう」

私たちはそんな話をしながら学校を出た

～帰り道～

『そういえばだけど、小柳って家どの辺なの？私を送るって言ってたけどあんまり遠いとよくないんじゃ、、、』

小柳「あぁ、大丈夫。俺の家、ドクターの家の向かいだから」

『あぁ、それなら近い、、、え！？ウチの向かい！？あのアパートに住んでんの！？』

小柳「他のDyticaのやつらもそこで一人暮らししてるよ」

『えぇ、、、知らなかった』