【完結】クールなクラスメイトが私のペットになりたがる話【kyng】 (ページ9)

今日:231 hit、昨日:134 hit、合計:111,499 hit

掃除ガチ勢ページ9

今日もこの時間がやってきた

そう、掃除時間！！

大体の生徒がおしゃべりをしている中、私はほうきを持ち階段の隅から隅までゴミを掃いていく

傍から見ればもうこれは掃除ガチ勢

でも別に綺麗好きとかいうわけではない

こういう1人で黙々と何かをするという作業が好きなのだ

いつも通り集中して掃除に取り組んでいく

その時だった

ガシャン

『きゃっ！』

私は何かに引っかかってバランスを崩してしまった

ちらりと見るとそこには誰かが置きっぱなしにしたまま放っておかれたモップがあった

端の方を掃除するのに集中しすぎて全く気が付かなかった

だが、そんなことを考えている頃にはもう遅く私は階段の踊り場から思いっきり落ち、、、

小柳「おっと、ドクター大丈夫？」

『！？』

落ちそうになったが、小柳が私の腰のところに手を当てて支えてくれていた

いや、掃除場所違うだろ！なんでここにいるんだよ！

でも、ここは助けてもらったんだし、ちゃんとお礼を言わないと！

『えっと、、、ありがとう。助けてくれて」

小柳「もちろん当然だろ？俺はドクターの犬なんだからちゃんとドクターのこと守らないと」

『いや、私は小柳を犬にした覚えはないけど？』

小柳「じゃあ、助けてあげたんだしお礼ってことで。ドクターの犬に、、、」

『絶対嫌。それだけは嫌。お礼は、、、ジュースおごってあげるから！犬にはしない！』

小柳「う～ん、、、まぁ、いいや。じゃあココア買って」

『ココア！ココアね！わかった。』

はぁ、危なかった、、、

お礼と称してあんなこと言ってくるとは、、、

ていうか、なぜココア？好きなのかな？

小柳はそのあと先生に見つかって自分の掃除場所に連行された

まぁ、自業自得だ

でも、

支えられたときちょっとドキッとしたかも、、、？

・・・いや、きっと気のせいだろう