【完結】クールなクラスメイトが私のペットになりたがる話【kyng】 (ページ8)

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陽キャって怖いページ8

小柳「ドクター！？なんで置いていくの？これからは俺たちと仲良くしていくって言ったじゃん！」

『いや、呼び捨てにするとは言ったけど仲良くするとは言ってないよ私！というか、日誌くらい1人でも取りに行けるし、、、」

小柳「俺のこと置いていくの？」

ちょっと目を潤ませながら上目遣いで話す小柳

いや、私より身長高いはずなのになんで上目遣いできてるんだ？

『そんな顔したって私には効かないよ！自分の顔がいいからって、、、』

小柳「ドクターも俺の顔はいいって思ってるんだ～。ふ～ん。」

ニヤニヤという効果音が聞こえてきそうなくらいににやけている小柳

正直キモイ、、、

めんどくさくなったので私は職員室まで一貫して無視を貫いた

その間の小柳の「なんで無視するの～！？」という情けない声は校舎中に響き渡っていた

～昼休憩～

授業も終わってあっという間に昼休憩だ

朝の一件からクラスメイト達の私を見る視線が心なしか冷たい、、、

仲良くしている友達も最近流行っている伝染病の影響で2週間ほど休むそうだ

まぁ、いいや。とりあえずゲームしよ、、、

少し寂しさを感じながらも私はポケットからスマホを取り出す

人気のFPSゲームのスマホ版だ

人気のはずだけど、女子高生はあまりやらないらしくうちの高校でこのゲームの話をしている女子生徒は見たことがない

『やっぱり私ちょっと特殊なのかなぁ、、、』

と呟くがほぼ聞こえないような独り言だ

誰も聞いてないし聞こえていないはず、、、

小柳「ドクターは特殊だと思うよ」

『！？』

小柳「そんなに驚く？俺言ったじゃん、つきまとうって。」

『そ、そうだったね。でもその登場の仕方は私の心臓が止まるから次からはやめてね』

小柳「わかった。ていうか、そのゲーム！俺やってるよ。ドクターも好きなの？」

『えっ！？あぁ、まぁ、、、うん。あんまり上手ではないんだけど、好きではあるよ』

小柳「マジで！？俺結構得意だし、教えてやるよ。でも、俺PCでやってんだよなぁ」

『じゃあ、フレンドだけでもなっとく？そしたらお互い家でできるし今IDさえ教えてくれればフレンド申請しとくよ！』

小柳「マジ！？やったー！あっ、俺のIDは、、、」

そのあと私は小柳にフレンド申請をしてそのゲームについて語り合った

いつも一人でしかやってなかったから、話せる人が出来たのはうれしいかも、、、

小柳と仲良くするのも案外悪くないかもな

・・・なんてね