【完結】クールなクラスメイトが私のペットになりたがる話【kyng】 (ページ46)

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意識ページ46

自分の本当の気持ちに気づいてしまった私こと天野A

でも、この気持ちを悟られてはいけない

もし小柳のことが好きなんてバレたら彼に嫌われてしまう

それだけは本当に嫌だった

だから、私はいつも通り接することにした

そう、いつも通り。いつも通り、、、

小柳「ドクター、今日変じゃない？もしかして具合悪い？」

『え！？い、いやいやいや、そんなことないよ～！いつも通りだって！』

ダメだ。意識してしまう！

異性を好きになるなんて初めてだからこういう時どう対応していいのかが全く分からない！

『あっ！そうだ！この後大事な予定があるんだった！てことで今日は一緒に帰れないわ！ごめんね！また明日ね！じゃ！』

小柳「え？ちょっ、ドクター！？」

あのままだと頭がパンクする

私は慣れない嘘でその場から逃げ出した

翌日からはもはや小柳を避けるようになった

LINEの通知はオフにしたし、小柳がこっちに向かってくる予感がしたらすぐにあずさやみわのもとへ行くようにした

帰りも用事があると言って一緒に帰らないようにした

そうやって少しずつ彼との交流を断っていくと、

私と小柳は一切関わらなくなった

『これで、良かったんだよね』

誰に問うわけでもなくただそう呟いて私はまた一人、静かな家路をたどっていった