【完結】クールなクラスメイトが私のペットになりたがる話【kyng】 (ページ45)

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相談ページ45

翌日、私はいつもより少し早めに家を出た

一刻も早くこの不思議な気持ちについてあずさとみわに相談したかったのだ

学校に着くとすでに2人は来ていて、私を見つけるとすぐ近づいてきてくれた

あずさ「A、おはよう！今日早いね」

みわ「珍しいな。明日は大雪か？」

『えへへ。実は今日早く来たのは2人に相談したいことがあるからなんだ』

そう言って話を切り出すと2人はすぐ真剣な顔になって私の話を聞く体制になってくれた

いい友達を持ったなと思いながら私は2人に最近の様子について話した

一通り話を聞き終えた2人は顔を見合わせ何か話し合っている

そして何か決心したかのような表情で私の方を向き、口を開いた

あずさ「もしかしてそれって、小柳くんのことを好きになってるんじゃない？」

あずさの思わぬ発言に私は言葉を失う

私が小柳のことを好き？そんなわけないじゃん。そんなわけ、、、

みわ「他の女と話していると嫉妬するとか自分以外の誰と帰るのか気になるなんて意識してるとしか考えられないな」

『で、でも！私、小柳の飼い主になりたいとか思ってないよ？』

せめてもの反論と思い、何とか言葉を振り絞る私であったが、

あずさ「それとこれはまた違うんじゃない？第一、Aは小柳くんの飼い主じゃなくて彼女になりたいんでしょ？」

と返され、私は何も言えなくなってしまった

好き？私が小柳のことを？ありえない。あってはならない。

でも、心のどこかでその結論に納得している自分がいる

こんなの、おかしい。絶対に何かの間違いだ。

だって、間違いであってくれなきゃ、、、

小柳が私についていてくれるのは周りの女の子たちと違って彼に興味がなかったから

でも、私が本当に小柳を好きってことになれば私は小柳に鬱陶しがられている子たちと一緒になる

嫌われてしまう

それがなぜかすごく怖くて恐ろしくて仕方がなかった

私には関係ないはずだったのに。どうでもいいことだったはずなのに

どうしてこんなにドキドキするんだろう

嫌だ。それならまだちょっとした心臓病の方がましに思えてくる

でも、認めざる負えない

『私は、小柳のことが好きなんだ』