【完結】クールなクラスメイトが私のペットになりたがる話【kyng】 (ページ44)

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おかしいページ44

【最近、何かがおかしい】

私がそう思い始めたのはお泊り会から約1週間後のことだった

楽しかったお泊り会を終え私はまた平穏な日常を過ごしていたのだが、ある日のこと

いつものように小柳とゲームの話をしていると学級委員の女子が小柳に声をかけた

内容はクラスでこの前実施されたアンケートについてのものだったが、なぜか私はものすごくもやもやした

きっとゲームの話をしているところに割って入られたので少しイラっとしたのだろう

私はそう解釈してまた学級委員がいなくなったあと小柳と話をつづけた

でも、これだけでは無かった

そのまた翌日、いつも一緒に帰っている小柳が今日は大事な話があるから別の人と帰ると言ってきた

今までの私ならそうなんだと軽く返してすぐ帰っていたはず

なのにその日は『誰？』と強めに聞いてしまっていた

特に意識したわけではない。ただ本能的に大事な話とは何なのか、そんな話ができるほどの間柄である別の人とはだれなのかなど普段の自分なら全く気にしないことが気になったのだ

私があまりに強く聞き返すものだから小柳も少し驚いたようですぐ

小柳「Dyticaのメンバーと今度遊びに行くからその予定を立てるために」

と言った

Dyticaのメンバーと言われたとき、すごくほっとした

いや、待て。何をほっとすることがある？別に誰だっていいはずだろう。大体、小柳が誰と一緒に帰ろうと私には関係ない。関係ないはず、、、

自分に言い聞かせても妙な感覚はずっと私の中に残ったままだった

『明日、あずさとみわに相談しよう。2人ならきっとこの不思議な気持ちも解決してくれるはず！』

私はそう呟いて自室のベッドに潜り込み、深い眠りについた