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ドクターとの買い物を終えたとき、突然携帯からうざったらしい通知音が響いた
それも何十回と
最初は無視していたが、ドクターがさすがに見た方がいいというので渋々スマホの画面を開く
するとそこにはDyticaのメンバーからのメールが来ていた
内容を呼んで俺は唖然とした
それは今から俺の家でタコパをするというもの
折角ドクターと二人っきりでいれる時間だというのにいい加減にしてほしい
だが、もう勝手に決定事項とされているので自分はどうも言えない
ドクターに事情を話すとなぜか乗り気で結局タコパをすることになってしまった
タコパ準備中
俺は台所に1人追いやられて具材などの準備をさせられていた
4人はリビングの方で楽しそうに皿を出したりしている
小柳「何で同じ家の中にいるのにぼっちになるんだよ、、、」
俺は独り言をつぶやいて作業を続けた
やっと準備が終わりタコパがスタートする
正直めんどくさかったがドクターが楽しそうにしているし、その笑顔が見られるだけでまだいいかと思っていた
だが、そんなことが考えられなくなるほどの怒りと嫉妬が俺を襲った
ドクターが伊波のことを「ライくん」と呼んだのだ
伊波だけではない。星導もカゲツも全員下の名前にくんづけ
この前まではそんなことなかったのに、、、しかも俺のときはあれほど渋っていたのに、、、
傍から見ればしょうもないことかもしれないが俺にとっては死活問題と言っても過言ではなかった
しばらく不機嫌であったが、それを見かねたドクターがたこ焼きを食べさせてくれた
そのおかげで先ほどまでの不快な気分は飛んで行ってそのあと数時間は機嫌がよかった
数時間後、、、
突発的に始まったタコパは無事終了し、俺はドクターを家まで送り届けた
向かいとは言えどもう暗くなっていたし、何より1秒でも長くドクターと一緒にいたいと思ったのだ
小柳「じゃあ、また明日学校で」
俺が言うとドクターは満面の笑顔で
『うん！また明日ね』
と言った
これだけでかわいい。もう家に帰したくない。うちに閉じ込めておきたい
そんな醜い自分が出てきそうになるのを必死に抑えて俺はまた自室に戻った
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作者名：真島藍 | 作成日時：2024年1月2日 22時
