【完結】クールなクラスメイトが私のペットになりたがる話【kyng】 (ページ40)

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もぐもぐページ40

一通り準備を終えた私たちは早速タコパを始めた

というか、タコパってたこ焼きパーティーの略なんだ、、、

あんまりそういうのやったことないから知らなかった

各々がプレートを囲んで席に着く

小柳はちゃっかり私の隣にいるが、まぁ1日飼い主だし頑張るか、、、

正直たこ焼きなんて作ったことがなかった私は正直足手まといでしかなかった

今ここにあるほとんどのたこ焼きはライくんによって焼かれたものだ

『ライくんすごい！プロ！？』

伊波「えへへ～」

さっきからずっとこんなゆるい会話ばかりしている

やはりライくんは陰キャにやさしいタイプの陽キャだ。ありがてぇ、、、

だが、一つすごく気になることがある

『ロウくん、食べないの？』

小柳「別に食べるけど」

さっきから小柳の機嫌が悪い

いや、どうして？私なんかした？逆になんもしてないから拗ねてんのか？

他のメンバーも気づいているらしく、少し気まずそうだ

これは仕方ない、、、一肌脱ぐか

私は自分の皿に乗っていたたこ焼きを一つとると軽くフーっとして小柳の方を向いた

そして、

『ロウくん、口開けて。はい、あーん』

いかにも熱そうなたこ焼きを小柳の口に突っ込んだ

小柳「モガッ！？」

突然すぎて動揺しているのか、小柳もこの反応である

叢雲「なんやAちゃん、えらい大胆なことするなぁ」

星導「ちょっとキュンってなりましたね」

伊波「ふーふーからのあーんはもはや恋人だよね。もしかして2人そういう感じ！？」

『え！？そういうつもりでやったわけじゃないから！！』

星導「じゃあ、どういうつもりでやったんですか？」

『それは、、、犬の餌やり的な？』

私の答えにライくんたち3人は大爆笑だった

少し機嫌が直りかけていた小柳もその言葉を聞いてまた少し不機嫌な感じに戻った気がする

別に、1日飼い主なんだしおかしことは言ってないと思うんだけど、、、

それでもさっきまでよりかは小柳の機嫌もだいぶマシになった

不機嫌な理由はまた後で聞くとして今はタコ焼きに集中しようかな

そうして私はまた１つ皿の上のたこ焼きをつまんだ