検索窓
今日:285 hit、昨日:134 hit、合計:111,553 hit

夜。 ページ34

小柳がお風呂から上がって来た頃、私は夜ご飯を準備していた

私の作れる数少ない料理の一つ、オムライスである

とはいっても、卵をたくさん使うのも申し訳ないので卵を2個くらいしか使わない薄っぺらオムライスなんだけど、、、


小柳「ドクター、オムライスの卵は薄い派なの?」


『いや、そんなことはないんだけど、、、卵高いし、たくさん使うのは悪いなと思って。なんかごめんね、しょぼくなっちゃって』


小柳「ふーん。まぁ、うまそうだしいいや。いただきまーす」


『いただきます』


私はケチャップで猫の顔を描いた。薄っぺらだからこそできるケチャップお絵かきだ


小柳「いいなー。そうだ!せっかくならあれやって。ハート描いて、もえもえきゅんってやつ」


『やらない。絶対やらない。死んでもやらない』


小柳「そんなに嫌?」


『嫌』


小柳「即答、、、」


こうして私たちは夕食を済ませ、片づけをして夜のゲームタイムへと入った


『やっとこの時が来たー!!』


小柳「そんな楽しみだったの?」


『もちろん!だって夜更かしし放題なんだよ!?しかも全部ゲームにつぎ込めるなんて!』


テンションMAXの私を横目に小柳はさっさとゲームにログインした

私も後に続く


小柳「準備いい?」


『大丈夫です』


小柳「じゃあ、始めるぞ」


『はい』


私たちは業務的な会話のみをしてひたすらゲームに没頭した



数時間後、、、

時計の針はもう午前1時を示していた

ゲームを始めたのが8時くらいだったからざっと5時間くらいやっていたらしい


小柳「もうこんな時間か。疲れたし、今日はもう寝るか」


『そうだね。あー、楽しかった!』


私はいつも一緒に寝ている猫のぬいぐるみをカバンから取り出した


小柳「マジでぬいぐるみと一緒に寝るんだ」


『うん。1人無理だし』


小柳「当然のように言うんだな」


小柳が若干引いている

別にいいじゃん、、、


すると、小柳が衝撃的な発言をしてきた


小柳「そんなに怖いなら、一緒に寝るか?」


『!?』


小柳「いや、そんな驚く?自然な流れだろ」


『いや、不自然でしょ。小柳と一緒に寝たりなんかしたら何されるかわかんなくて怖いんだけど、、、』


小柳「つまりドクターは俺に何かされることを期待して、、、」


『ない!期待してない!』


小柳「でも、どっちにしろうち2つも布団ないから俺と一緒に寝るかドクターがベッド使って俺がソファで寝るかの二択だよ」


『え?聞いてないよ?』

寝。→←???



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (170 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
672人がお気に入り
設定タグ:2j3j , kyng , nmmn
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:真島藍 | 作成日時:2024年1月2日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。