??? ページ33
〜小柳視点〜
体育祭の帰り、ドクターに思い切って泊まりに来ないかと誘ってみた
最初は少し悩んでいるようだったが、ゲーム合宿なんて聞こえのいい言葉を言えばすぐ目を輝かせて飛びついてきた
チョロすぎて逆に心配になってくるが、とりあえずドクターとお泊り会ができるのだから良しとしよう
お泊り会当日はとにかく楽しくて、2人で何時間もゲームをプレイした
いつの間にか昼になっており、さすがに飯を食わなければということでドクターがチャーハンをつくってくれたのだが、これがとにかくうまい
そして不安げに感想を聞いてくるドクターがかわいい
そのままドクターの顔を見つめていると、
『私の顔に何かついてる?』
と聞いてきた
それもそうだ。ずっと見つめられていればそう思うことも不思議じゃない
俺は平然と嘘をつき何もついていない唇に口をつけた
瞬間、ドクターの頬が真っ赤に染まり慌て始める
さらに何事もなかったような態度をすれば今度は混乱しているような表情を見せた
全く、どこまで可愛らしいのだろう
やわらかい唇も顔を赤らめる姿も全部俺しか知らないドクターだ
それだけで余計に愛おしく思える
昼からのゲームではキスが頭から離れないのか、全く目が合わなかった
そんなことで恥ずかしがるとか純粋だな、、、
だから俺みたいなやつに目を付けられるんだろうけど
18:30
そろそろ風呂に入らなけらえばならないということで一旦自宅に戻ろうとしたドクターだったが、家族が出かけており、急遽うちの風呂に入ることになった
着替えがないということで俺の持っている服の中で一番小さいものを貸してやったが、ドクターには大きくて萌え袖状態になっていたし、動くたびに服がずり落ちて真っ白な肌が露わになっていた
その度に手が出そうになったがそこはどうにかなけなしの理性でとどまった
冗談で髪を乾かしてやるなんて言えば本当にやってきてどうぞと言わんばかりに濡れた髪のまま俺の前に座った
もちろんうれしいし、めちゃくちゃ丁寧に髪を乾かした
うちのシャンプーを使ったからかドクターの髪からは俺と同じ匂いがしてなんだか俺のものになったみたいと嬉しくなった
そして、今俺はドクターの入った後の湯につかっている
後で汲んで保管しておかないと、、、
いろいろあったが今日1日でだいぶドクターとの距離が縮んだ気がする
小柳「明日はドクターに何しようかな〜」
鼻歌を歌いながら俺は風呂を出た
672人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:真島藍 | 作成日時:2024年1月2日 22時