【完結】クールなクラスメイトが私のペットになりたがる話【kyng】 (ページ31)

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昼食タイムページ31

手早くチャーハンをつくった私は小さなダイニングテーブルに小柳と向かい合って座った

2人「『いただきます』」

私たちはさっそくチャーハンに口をつける

まぁ、具材は卵と玉ねぎだけのシンプルなものなのだが、、、

ちょうどいい感じで作れたし自分としてはうまくいった気がしている

だが、問題は小柳の反応だ

『お、おいしい？』

私が恐る恐る聞くと小柳はこちらをじっと見つめてきた

も、もしかしておいしくなかった、、、！？

そんなことを考えていると、

小柳「ドクター、ウチ住まない？」

と唐突に言われた

『は？』

まぁ、もちろんこの反応である

小柳「めっちゃうまいし、手際いいし、かわいいし、もうウチ住んでほしい。やっぱドクター俺のこと犬にしてくれる気はないの？」

と物凄く早口で言われた

いや、キモ、、、

『おいしかったならいいけど、、、なんでそこから小柳の家に住むって話になる？またチャーハン食べたいなら家も近いし私でよかったら全然作ってあげるのに』

くだらない話をしているうちに小柳は自分の分のチャーハンを食べ終えて私の顔をじっと見つめていた

『私の顔に何かついてる？』

小柳「うん。米粒が」

『え！？どこ！？』

私が焦り始めたその時、

小柳「ここ」

と言って私の唇に口をつけた

『！？』

小柳は満足そうにニヤッと笑うと

小柳「うま」

と一言言った

いやいやいや、「うま」じゃないでしょ！？

だって今のって、き、、、キス、、、

『あ、あの？小柳さん、、、？』

小柳「ん？どした？」

何かありましたか？と言わんばかりのすまし顔で私を見てくる小柳

いや、もしかして陽キャの間では普通なのか？私が知らないだけ？

うん。きっとそうだ。というか、そうじゃないと困る

だって今のがもしその、、、本命とかなら、私のファーストキスの相手が小柳ってことに、、、

動揺と混乱で頭がパンクした私は真っ赤になった顔を手で覆いながら自分の分のチャーハンを食べきって逃げるように台所で片づけをした

その後もゲームをプレイしたがまったく集中できず、数時間は小柳の顔を見ることが出来なかった