【完結】クールなクラスメイトが私のペットになりたがる話【kyng】 (ページ28)

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クラス対抗リレーページ28

全校生徒全員の前でものすごい恥ずかしい思いをした私こと天野A

かわいそうですよね！？こんな思いにさせた本人は涼しげな顔して次の種目の準備に行くし！

応援席に戻った瞬間のクラスメイトからの冷たい視線が刺さってもう、私帰ろうかな？って思ったよ！？

まぁ、今はいったん置いといて、次の種目だ

実行委員「みなさん！お待たせしました！次がついに最後の種目！みんな楽しみ！クラス対抗リレーでーす！」

全校生徒「うぉぉぉぉぉぉぉ！！！！」

わぁ、今日一の盛り上がり、、、

特に注目されているのはうちのクラス

それもそうだ。あのDyticaのメンバーが全員出るのに注目されないはずがないだろう

1番に叢雲くんが走って、2番手に伊波くん、3番手に星導くんが来て、アンカーが小柳だ

うちのクラスDyticaファンたちも応援グッズ片手にやる気満々である

『私も少しは応援してやらないとな』

そう思い、立ち上がると最初のランナーがスタートラインに立っていた

ファンたち「叢雲く～ん！がんばって～！！！」

ファンたちの黄色い声援が飛び交う中、実行委員のアナウンスが入る

実行委員「それでは、位置について！よーいドン！！！」

合図の瞬間、各クラスのランナーが勢いよく走り出した

流石、クラス代表として選ばれるだけはあるが叢雲くんはその中でも圧倒的な早さだった

応援席では叢雲ファンの生徒たちがポンポンを持って応援している

私もとりあえず横で見ていることにした

1番でバトンを渡した叢雲くんは2番手である伊波くんに一言

叢雲「いってこい」

と告げると、伊波くんの背中を押した

応援席の女子生徒たちから「キャー」という声が上がる

伊波くんも叢雲くんの言葉に応えるような走りをしてそのまま1番で星導くんにバトンを渡した

その時だった

隣のレーンを走っていた黄組の男子生徒が星導くんに思いっきり体当たりしたのだ

転びこそしなかったものの、星導くんは少しバランスを崩してしまい順位が一つ落ちてしまった

もちろん、黄組の生徒の行為は反則である。全校生徒たちからのブーイングもやまない

だが、リレーを中断するわけにもいかない

星導くんはそれ以上順位を落とさないように残りの力で走り切った

アンカーである小柳にバトンが渡る

だが、もう3組のアンカーは半分走り切っており、今から巻き返すのは無理だ

3組はどうせ反則で失格になるだろうが、それでも負けっぱなしでは少し気分が悪い