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体育祭 ページ24

初めての練習から早3週間、、、


今日はついに!体育祭本番です!!


・・・とはいってもそんなに乗り気じゃないっていうのが本音


天気は快晴を超えて猛暑。立っているだけで汗が噴き出てくるほどである

その上、、、


小柳「ドクター!今日は頑張ろうな!」


『うん、、、その前に暑いからどいてくれるかな?』


無駄にやる気な小柳が私に飛びついてきて一生抱き着いている

ホントに暑苦しいからやめてほしいのだが、一向に離れる気配がしない


そんなことを考えていると、開会式が始まった

開会宣言などテンプレ通りな開会式が進んでいるがほんとに暑いのでとっとと終わらせてほしい


あずさ 「こういう開会式とかが一番面倒だよね。私嫌いだなぁ」


みわ「同感。開会式いる?もう競技始めちゃおうぜ」


『そうはいかないのが体育祭なんだよ、、、 』


いつの間にか私の隣にいた2人も同じことを考えていたらしい


15分後、、、

長ったらしい開会式も終わってついに1種目目がスタートした

最初は2年生の綱引きである

私としては知りもしない先輩たちが綱引きをしているところを見たところで何も面白くはないのだが、やはり体育祭ガチ勢の多いこの学校では盛り上がり方が段違いだ


あっという間に終わった綱引きの結果は赤組の勝利だった

ちなみに私たちのクラスは青組である


次の種目は玉入れ

実行委員のアナウンスが入って私を含むうちのクラスの玉入れメンバーが一斉に持ち場に着く

もちろん小柳もあずさ もみわもだ


私は自分の位置に着くと玉を両手に1つずつ持ってカゴに目を向けた


実行委員「それではよーい、スタート!」


実行委員の元気なスタート合図で玉入れは一斉に開始された


私も合図と同時に玉をカゴへと投げていく


あずさ 「全然入らない〜」


『難しいね、、、』


やはり練習のとき同様全く玉が入らない

だが、うちにはチート級の男がいる


小柳「なんだよ。こんなもん楽勝すぎるだろ」


そういいながらいとも簡単に玉をカゴへとポンポン入れていく小柳


運動神経の良さって恐ろしい、、、


そして時間はあっという間に過ぎ、結果は青組の圧勝だった


クラスの応援席に着くと、観戦していたクラスメイト達からねぎらいと賞賛の言葉が飛んでくる


まぁ、ほぼ小柳に向けてのものなのだが、、、


それからも各学年の種目が行われていき、ついに1年生の借り物競争の時間になった


小柳「いってくる」


『頑張ってね!』

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作者名:真島藍 | 作成日時:2024年1月2日 22時

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