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〜小柳視点〜
休憩時間が終わり、俺はクラス対抗リレーの練習のためにドクターと離れた
小柳「めんどくせぇ、、、なんで俺が出なきゃなんねぇんだよ」
星導「まぁまぁ。別にいいじゃないですか。それに、Aさんにかっこいいところを見てもらえるチャンスですよ」
伊波「確かに!ここでロウが頑張ればAちゃんも好きになってくれるかもよ!」
叢雲「ほんなら走らなあかんよな?ロウ」
小柳「わかったよ。それにお前らの言ってることも一理あるしな」
伊波「そうと決まればさっそくバトンパスの練習から、、、」
玉入れメンバー「キャ―――ッッ!!!」
Dytica「!?」
玉入れの練習場の方からいきなり甲高い悲鳴が響いた
実行委員「どうしたんですか!?」
玉入れメンバー「天野さんが、、、急に倒れて、、、」
視線を向けてみるとドクターが倒れている
小柳「ドクター!?」
俺はすぐさまドクターの方に駆け寄った
顔がリンゴみたいに真っ赤であつい
小柳「おそらく熱中症だ。俺はドクターを保健室に連れて行くから先生に伝えておいてくれ」
実行委員に一言伝えてドクターを持ち上げる
そして俺は全速力で保健室へと向かった
しばらくして保健室に着いたが養護教諭が不在だったため、代わりに俺がドクターをベッドに寝かせた
途中の自販機で買った水を飲ませようとするが、意識が戻っていないため飲ませることが出来ない
小柳「仕方ねぇよな」
俺は買ってきた水を自分の口に含み、口移しでドクターに飲ませた
1回だけでは意味がない
俺はそのままドクターの意識が戻るまで何回も口移しで水を飲ませた
何度目かのところでドクターの瞼がかすかに動いた
『ん、、、』
ゆっくりと瞼が開く
『・・・ここは?』
小柳「保健室だ」
ドクターに今までの経緯を伝えてやると、心底驚いて申し訳なさそうにし始めた
かわいい、、、
そのあと少しからかってみたりすると、今度は顔を真っ赤にして恥ずかしがり始めた
かわいすぎる、、、
すると、ドクターがいきなり
『私が目を覚ますまでになんか悪さしてないよね?』
と聞いてきた
・・・さっきのあれはアウトだろうか
自分からすれば不可抗力なのだが傍から見ればこれは思いっきりキスだ
いや、全然いいんだけど。むしろもう1回したい
まぁ、そんなことを言えば今度こそドクターに嫌われてしまう
ドクターの唇の感触は自分の中だけにとどめておこう
『それはどうかな』
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作者名:真島藍 | 作成日時:2024年1月2日 22時