【完結】クールなクラスメイトが私のペットになりたがる話【kyng】 (ページ2)

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全ての始まりページ2

私は天野A

私立にじ高校に通う高校1年生である

成績もまぁまぁ優秀で友達にも恵まれた最高の高校生ライフを送る私

そんな私は今なぜか

小柳「なぁ、俺をお前の犬にしてくれないか？」

『は？』

なぜかクラス１のクールな男子に犬にしてほしいと言われました

事の発端は数時間前、、、

私は少し早めの時間に登校した

今日は私が日直だったからだ

本当はもう1人日直のはずだけどまだ来ていない

仕方がないので私は教室に飾られている花の水を変えたり、黒板をきれいにしたりなど日直の仕事をこなしていった

すると

小柳「はよーす」

教室に1人の男子が入ってきた

彼は今日私と一緒に日直当番をする小柳ロウくんだ

イケメンだしクールな感じでちょっと何を考えているのかはよくわからない

だが、そのミステリアスな感じがかっこいいらしく、学年のほとんどの女子がそんな彼にくぎ付けになっている

まぁ、私はあんまり興味ないし気にしてないんだけど、、、

『小柳くんおはよう。仕事はほとんど終わらせておいたから背面黒板に貼ってある手紙のはり替えだけやっといてもらえるかな？』

小柳「了解」

小柳くんは背面黒板に向かうと、てきぱきと仕事を始めた

出来る人だ、、、女子が騒ぐのも一理あるな

その時だった

小柳「っ、、、いって」

小柳くんの指から血が出ていた

手紙のはり替えをする際に紙で切ってしまったようだ

結構深く切ってしまっているのか、少し痛そうだった

本当はあまり関わりたくないけど、見ているだけというわけにはいかない

『あの、、、大丈夫？私ばんそうこう持ってるからよかったらあげるよ。あ、その前に傷口洗ってきて！』

小柳「あぁ」

それからしばらくして傷口を洗ってきた小柳くんが戻ってきた。

『これ絆創膏だから自分で貼って、、、』小柳「ん。」

当然のように指をつき出された。

私が貼れってコトね、、、

少々めんどくさいが私は小柳くんの指に絆創膏をはってあげた。

そして最後に

『いたいのいたいのとんでいけー』

なんて言った

小学生の弟がいるからよくやってあげてるんだよな～

ん？待てよ。これ高校生にやるのヤバくないか？

しかも小柳くんなんてプライド高そうなのに！

『えーと、馬鹿にしたわけじゃなくて、、、』

ヤバいと焦る私に小柳くんは衝撃の一言を言い放った

小柳「なぁ、俺をお前の犬にしてくれないか？」