お前なんか嫌いや。 (ページ2)

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ロボロ視点___

俺は2年の帰宅部や。部活に入っとったみたいやけど、
危険やから、って帰宅部になった。まぁ、家帰って
ゲーム出来るからええねんけどな。因みに今
ハマっとんのはマインクラフトっちゅーゲームや。

ところで忘れかけとったが、今日は席替えらしい。
俺の今の後ろの席がファルの席やから、
鬱陶しくてまともに授業できひんかってん。

はぁ、ウザイやつが遠く行って精々するわ。

ファルと隣の席___。

なんっでやねん！！！おかしいやろ！おい！

ﾛﾎﾞﾛ「先生っ！ちょっ、これどうなっとるん！？」

先生「あ～…まぁ、幼馴染で親友やからな。」

なんっやねんその理由！！俺は、俺は一生こいつの
近くで生きていくんか…！？！？マジでうざいわ！！

超イラつきながら大人しくしてると…。

『なァロボロ～？顔怖いで、』

ﾛﾎﾞﾛ「ハァ～～！？お前のせいやろがい！！」

怒鳴って教室から出ていく。

モブ「あちゃ～…ドンマイ、ファーサー。」

『…ええんよ、別に。先生もごめんな？
俺が毎回近くの席にしてって頼んで…。』

先生「いや、それは良いんだが…。」

女ﾓﾌﾞ「ねぇねぇ、ファーサーくん♡あいつ、
ほんと感じ悪いよねぇ～！…ねぇねぇ、
あんな奴じゃなくて、私に…！ﾋﾞｯｸｩ！？」ﾄﾞﾝｯ!!

ファルが思い切り机を叩く。

『うっせぇよブス。お前に何が分かるんや』

そう言い放ち、ファルは教室から出ていく。

男ﾓﾌﾞ「…おい、それはないわ」

先生「やめろ、カノン。お前は眼中に無いぞ。」

ｶﾉﾝ「…何よ…。」

ﾊﾅ「カノン…？」

ｶﾉﾝ「何であんな奴なんかが…！！私の方が
可愛いじゃない！！なんでっ！何でなの！？」

ﾊﾅ「ちょっ、落ち着いて！カノン！」

先生「…ハナ、頼む。」

ﾊﾅ「はい…。」

ｶﾉﾝ「何であんなチビがっっ！！！」

ﾊﾅ「行くよ、カノン…」

屋上___

『お、やっぱここにおったか。ロボロォ』

ﾛﾎﾞﾛ「なんやねん。どっか行けや」

『…そか。』

やめろ、お前なんか知らん。悲しそうな顔したって、
記憶のある俺が戻るわけちゃうねんから。

『でも…やっぱ、ここおりたい。…ダメか？』

ﾛﾎﾞﾛ「……………好きにしろ」

『…すまんな、ロボロ。』

謝んな、自分が何が悪かったんか分かってないやろ。
ここは俺のお気に入りスポットやのに…
何でお前なんかが来んねん。

『…なぁ、ロボロ。』

ﾛﾎﾞﾛ「……………………………なんや」

コイツと会話してると、気が重くなる