SnowManの風景 2

怒ってよ 黄×紫(リク) ページ7

紫side


勢ぞろいなのにいつもより静かな楽屋。

大きめのテーブルのおれの隣に照。その隣にラウール。そのまた隣に舘さん。舘さんの向かいに翔太。その隣に目黒。ここはみんなドラマ組で台本とにらめっこ中。
阿部ちゃんは向こうのソファーで問題集を解いているし、その横で佐久間と康二が二人でスマホを見ながらフリ確認している。

ちなみにおれの前には夏のコンサートの資料。一足先におれがもらって大まかな流れを確認しているところ。

あーでも、集中出来ないなぁ 笑

照が隣にいるのどれくらいぶりだろう。別に「毎日会わないとやだ」なんてことは今更ないけど、会えたらやっぱり嬉しい。
話しかけてもいいかな？ってところを見計らって声をかけた。


紫 「照…」
白 「岩本くん！」


あ、…かぶった。
台本を手にしたラウールがヤバイって顔で照の陰に隠れるのが見えた。そんな気にすることじゃないのに 笑


黄 「ごめん、ふっかちょっと待ってて」
紫 「おー」


照には大丈夫の意味で手を振って、また資料に目を落とす。


黄 「ラウール、どうした？」
白 「え？ …あの、いいんですか？ オレで」


おれの方を気にしてくれるラウール。
もー、ホンットにウチのコいい子！！


紫 「大丈夫。大したことじゃないから 笑」
白 「ありがとうございます！ えっと、岩本くん、このシーンなんですけど…」


照はすっごく優しい顔で一緒に台本を覗いた。前はあまり見なかった種類の顔だけど、最近は大好きだったりする 笑

だから照と話すのはもうちょい後でいいかな。


この時のおれはあまり深く考えていなかった。







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続きます

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