SnowManの風景

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緑side


しまった。完全に油断してた。メンバーのスケジュールなんて全部頭に入ってるんだから、今日まで待ってないで約束しておけばよかった。
俺も舘さんも康二のことが好きって分かった時に結んだ協定は「抜け駆けはしない。平等に」って事なんだけど、こういうちょっとした駆け引きが俺は苦手みたい。
舘さんは何でもスマートにこなしちゃうから気をつけてたはずなんだけど…。
あー、俺って頭良いキャラだよね？
なんて言おうか考えていたら、康二が恐る恐るって感じで聞いてきた。


橙 「あのっ、三人でじゃ、あかんですか？ オレ、二人と話したいし。人数多いほうが楽しいじゃないですか！ なんなら他にも空いてる人いるか聞いてきますけど、ダメですか…？」


わぁー！ ホントにいい子！ こういうところが好きなんだよなぁ。
周りをよく見ていて、気を使えて。勉強はあんまり出来ないかも知れないけど、すっごく頭の回転が早い。

舘さんに視線で確認を取ると、しょうがないなって返してきた。


緑 「じゃあ、三人で行こっか。舘さんお店お願いね？」
赤 「分かった、任せて。康二、今日のところもおすすめだから期待してて？」
橙 「はい！ このメンツで行くのって初めてですよね？ オレ、すっごく楽しみです！！ 笑」


あーもう、とってもかわいい！
ちょっと見とれていたら、舘さんが康二の荷物を持って手まで繋いでさっさと行ってしまった。
あ、あれ？ 俺また一歩遅れた？？


赤 「阿部ー？ 置いていくぞ？」
橙 「阿部くん、早く行きましょー！」


…悔しい！！

これからは絶対に負けないようにしようと心に誓って、二人を追いかけた。







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続きます。次は舘さま。

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