あの人の秘密2【wrwrd！】 (ページ49)

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秘密2‐49 ページ49

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中に入ってゾムをなるべくリラックスさせるようにしてから数時間、1人子供が出てきたがまだもう1人出てきていない。

ゾムの手が冷たくなってきている気がした

「と、と...」

『ん、なんや...？』

「て、つよ、にぎ...て...」

『おう。あと一人や、頑張れ』

「ん...」

手を強く握り頭を撫でると少し表情が緩んだ。だがまた痛みで顔を歪めた

「あともう少し！踏ん張って!!」

「ｯう゛ぅぅぅ...」

『頑張れ！』

ゾムの声が大きくなり握られていた手の力が強くなる。すると元気な赤子の声が聞こえた

「奥さん！よう頑張ったね！！」

ゾムの隣に子供を乗せて、俺に1人だかせてもらえた。暖かい、可愛い俺たちの子

「ん、ふふ......げんき、やなｯ...」

『そ、やなぁ..。それとな、名前考えてん』

「へぇ...どんな？」

『女の子はリトで、男の子はロムなんてどうや？』

「うちらのなまえから1つとったんか...。ええやん」

「お話中ごめんなさいね？ちょっとやる事あるから旦那さんは先にお部屋に戻ってね」

『あ、はい。ありがとうございます！』

1度赤子を預けて色々済ませてから病室に戻る。夜中だと言うのに幹部全員が集まっていた

gr「どうだった！」

『元気な子やで』

rb「よ、よかったぁ...」

話を少ししていると寝ながら輸血しているゾムが運ばれてきた

os「2人やったから...出血やばかったんやろな...
おつかれさん」

みんなが寝ているゾムにお疲れ様と声をかける。そしてみんなが帰ったあと俺もおつかれの意を込めて額にキスをした

『...元気な子産んでくれてありがとな、ゾム。』

*°

リトとロムを産んでから数週間、無事何事もなく退院し今は自室でトントンと頑張って子育て中。

リトは右目が赤、左目が緑のオッドアイでロムは緑と赤のグラデーションになっていた。

『世の中不思議なもんやなぁ』

tn「グルさんも似たようなもんやろ。戦争の時は赤、政治の時は青。」

『そやなw』

時は流れて約1年。トントンは子供にべったり。

『親ばかやん。』

リト「ぱーぷぁ！」

tn「くｯ......可愛い...」

ロム「みゃー、」

『ロム、みゃーじゃなくてママやで』

ロム「みゃーみゃ！」

『うぅん...まぁええか』

rb「きたで！」

リト「!!ふびっと！！」

tn「『誰やリトにホビット覚えさせたんわ！！』」

kn「やべ！！」

ut「にげろ！！」

sn「楽しそうだねぇ」

ヴィ「ですね。」