あの人の秘密【wrwrd！】

秘密31 ページ32

r「ゾムー！！」


遠くからロボロが走ってくる

あれから２週間が過ぎ、兄さんは長い外交に行ってしまった

そして今日、ある国からの訪問者が来た


『なんやー』


その訪問者とは出来れば会いたくない

だって


r「フィオーラの国から王子と外交官来とるでダクトの中から見てくれやん？ってトントンがゆーてたで！」

『…ん。わかったわ』


俺の秘密を知る国で

俺を殺そうとした国だから。


できるだけ会いたくないんだ、リリアとシャルルには


俺は音をたてずに、尚且つ慎重にダクトの中に入り

オスマンとグルッペンが話すところを見ていた


今のところ変わったことはないな

話し合いを聞いてから何分たっただろうか

グルッペンがいきなり


g「今回の目的とは、一体なんなのでしょうか？」

と、聞いた


目的…？


リ「目的、とは？」

o「…2週間前、この要壁内に入りましたよね？」


あー…あんときのみんなに知れ渡っとんのや…


シャ「…は？リリア様？どういうことで？？」


うわぁwシャルル怒っとるw

シャルルとグルッペンに怯まずリリアは


リ「ここにゾム様が居るとお聞きしたので会いに来たまでです。」


と答えた


g「それなら正面から入ればよかったのでは？

なぜ態々裏口から入ったんですか？場合によっちゃ…宣戦布告でもしましょうかね」


少し殺気を含めた言い方をするグルッペン

それに気づいたシャルルは剣に手を乗せた


リ「…これ以上は拉致が明かないので単刀直入に言います。

ゾム様を返してもらいたい」


…は？

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