あの人の秘密【wrwrd！】

秘密16 ゾムの過去 ページ17

僕らがこの国を作る前

シャオちゃんやロボロ達がまだ居なかった頃


グルちゃん、とんち、マンちゃん、僕でとある国に来ていた


国作りにはやっぱり構造とかいろんなものがある

人も良い、景気もいいから行ってこいとグルちゃんのお父さんに言われ見に来ていた



少しブラブラしながら回りを見ているとある路地裏に目が入った


そこには大人数で一人の子を痛め付けているところだった


『…グルちゃん、とんち、マンちゃん、あれ』


3人を引き留め路地裏を指差す

するとそれに気づいたのか逃げていく


…よわっちいの


僕たちはその子に近づく

息が浅い


t「凄い出血量やな…

はよしやな死んでまう…！」


そう言った


「っ…ぅ……？」

o「君、大丈夫？」


ハンカチで止血するマンちゃん

それを睨みながら拒絶する緑くん(名前知らない)


「さ、わんなっ…」

g「だが、お前死ぬぞ」

「そ、んなん…知っとるわ…

もぅ、こき使われるんも…体…売るんも…懲り懲りや…

やからっ…死なせて…」


目から大粒の涙を流しながらそう言う緑くん

失礼ながらも綺麗だと思ってしまった


『…何がなんでも助けるでな…』


僕は緑くんを抱き上げグルちゃんと一緒に病院に行く


急いで治療してもらったお陰で状態はいいが、体には沢山の傷跡が残るだろうと言われた


g「…あいつを我々に引き込むぞ」

t「はぁ？なに急に…」

『さんせー！あの子ほっとけやんわ…』

o「うんうん」

t「ったく…。」


渋々承諾するとんち


こーゆーところ優しいよね☆


g「よっしゃ」


グッとするグルちゃん

まぁとんちに怒られとったけどな

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