【MIU404】こちら機動隊統括庶務課です！４

UDI事件（真）2 ページ26

UDIラボ中庭






伊吹「志摩〜、なんでこうなったんだっけ…」


志摩「さあ…なんでだったろうな…」






緊急事態宣言が明けたら全員で出かけようと志摩に誘われて、蓋を開けたらUDIの面々とのBBQになっていた。

志摩も昨日まで聞いてなかったみたいだけど。


前を歩くAちゃん達の少し後ろを志摩と歩きながら、聞こえないように少しだけ愚痴を零す。






伊吹「あーあ。遊園地だったらAちゃんとキャッキャウフフな展開に持っていけそうだったのにな〜」


志摩「安心しろ、2人にさせない」


伊吹「こうさ、ジェットコースターで怖がるAちゃんの隣に乗って〜

伊吹さん、怖いです…
大丈夫、俺が隣にいるから、ほら捕まって。
伊吹さんかっこいい、そういうところ大好きです♡
俺も好きだよ

みたいな展開とかさ〜！」


志摩「あるわけないだろ。」


伊吹「なんだよ！志摩はAちゃんと分駐所でキャッキャウフフしたくせに！ずるい！」


志摩「パソコンが壊れたんだからしょうがないだろ」






キャッキャウフフを否定しないあたり、やっぱり志摩は嘘をつけない男だ。俺なんて２人にすらなれないのに。






伊吹「BBQじゃキャッキャウフフにはならねーよなー…」


志摩「諦めて別物として楽しむんだな。」







俺らの歩くペースが遅かったからか、みんなと合流したAちゃんがこちらに振り向いたので手を振った。


伊吹「探してくれてんのかな〜やさしっかわいっ
見て志摩あの手の振り方！あ、あっち向いちゃった」


志摩「そうだな、可愛いよな本当」


伊吹「本当は俺らのどっちかのこと好きとかだったらどうする？」


志摩「だとしたら俺だな」


伊吹「いや、俺だね」






お互いに自分だと言い合ってるけど、俺は志摩だったらAちゃんと付き合ってもいいと思ってる。

きっと志摩もそう思ってると分かるからこうやって話せるんだろうけど。



ようやくみんながBBQをしている場所に着いたので、俺らも混ぜて〜とBBQに混ざった。

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