未来から来た少女【ONE PIECE】

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「あ！」

いきなり大声でいうAに体が跳ねる。
「ビックリしたじゃねぇか。」

「いや、あのさー能力の説明で過去に戻ることが出来るって言ってたよね？」

「正確には時間を戻す、だけどな。応用すれば出来るだろ。」

未来のお前は出来てたんだからな。と続けるローを無視して話す。
「って事は、ローが居た時代にも行けるってことだよね！」

「人の話を・・！チッ、まぁそうゆう事だ。」

「じゃあ行こう！大海賊時代！！」

「おい、んな考え無しに行っていいのか？」

「大丈夫ー！だってまたこの時間に戻ってくればいいってことじゃん！」

「簡単に言ってるけど出来んのか？」

「なんとかなる！・・・多分。」
グッと拳を作ってドヤ顔をした後、眉を下げ目が泳ぐ。


「・・・・好きにしろ。」

そんなAを見て諦めるようにローは吐き捨てた。


(未来のAは出来てたんだ。こいつにも出来なきゃ今の俺は無い。)

心ではそう思いながらもAには言わない。
調子に乗って訳の分からない事をされたら・・先に戻ったあいつに会えなくなってしまう。


「よーっし！やるぞー！！！・・って、どうやれば過去に飛べるのかな？んー・・。」

腕を組み悩んでも答えは出ない。

「したい事、行きたい所を頭に浮かべて言ってみろ。」


ボソッとローが言う言葉に大海賊時代を思い浮かべてみる。

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