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やばいやばい。願書間違えてた所あったなんて…。
僕はそれを教室でぱぱっと直してから職員室まで持って行き、先生に届けた。
真冬「(やっと帰れる。)」
バタバタとしていたのがひと段落して胸を撫で下ろす
…やはり、雨が降っているとどうも憂鬱だし、疲れる。
真冬「…！？」
昇降口まで降りてきて彼方と帰ろうと思ったが、その光景を見て足を止めた。
真冬「(なっ、何で彼方とAが良い雰囲気に…！)」
嫉妬、妬みの感情が渦巻き、結果独占欲へと変わっていく。
真冬「…A、」
少し昔までは、この時彼方の名前を呼んでいた。
彼方を止めるために。
真冬「彼方何してるの。独り占めしないでよ。」
僕だってAと向き合うようになってか
真冬「…選んでよ。」
A『え？』
真冬「結局の所、どっちが良いの？僕か彼方。
今まで散々キスとかして来たけどさ、どっちの物になってないままで良い訳？」
…そうだこの際はっきりさせよう。
ただの幼馴染じゃないんだ、ただのお遊びじゃないんだ。
僕は１度だってAを忘れた事なんて無い。
これをここで伝えよう。
A『…わ、分かんない、そんなの。』
曖昧に反論する彼女に苛立ちが感じる。
早く僕の物にしてこの腕で抱き締めたい。
そう思う。
彼方「ゆっくり考えてる時間は無い。こうやって制服来て学校で話せるのも後ちょっとだよ？今直ぐ、Aの答えを聞かせて。」
A『だっ…だから！分からないって！それに好きじゃないし！』
真冬「嘘つけ。好きじゃないじゃないんだよ。ちょっとは気になり始めてんじゃないの。」
A『違うって！』
本当はこんな事してる暇はない。
早く帰って勉強して、大学受験まで備えておかなければいけない。
けど、
真冬「(こればかりは譲れないから。)」
彼方が相手だろうと何だろうと関係無い。僕のにするんだ、Aは。
A『っ…』
相変わらず雨音は鎮まらない。
雲が黒くなってきて止みそうもない。
これは早く帰らないと大変な事になりそうだ。
A『…わ、
分かったよ。真剣に考えてみるから。』
彼女が口辺りを隠しながらそう言った。
「だけど、アンタらの大学受験受かったらね。」
それが条件らしい。
そして雨が降っているのにも関わらず、Aはその中をかけて行った。
…大学受験が受かったら…。
……よし、じゃあもっと頑張らないと。
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いるよ - 関係ないはずなのに、AftertheRainと繋がってる細かさが、とても好きでした。この作品が私は好きです。素晴らしい完結をありがとうございました！ (2022年12月8日 21時) (
レス) id: 7464634473 (このIDを非表示/違反報告)
牡丹一華。(プロフ) - あっっ、そらるさんver.……。 (2021年1月20日 16時) (レス) id: 463bf9fb63 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ - 申請はしました！ひなのという者です (2020年8月6日 11時) (レス) id: 2e2545cf28 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ - 申請はしました！ひなのという者です (2020年8月6日 11時) (レス) id: 2e2545cf28 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ - 凄く面白かったです！あの、恋乱やってますか？やっていたら姫友＆くのいち仲間になって欲しいです！ (2020年8月6日 10時) (レス) id: 2e2545cf28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：non x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/ryou/
作成日時：2017年11月25日 21時
