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何を言っているのかよく分からず、「どういう事？」聞き返した。
真冬「…僕、歌い手さんになる！！」
A『…ん？え、何？』
彼方「歌い手？」
何だろう。
今の真冬はまるで「僕将来パイロットになるんだぁ！」とか言ってる鼻水垂らした子供みたいだ。
うたいてって…何だ。でも結構大層なものだよね。
９６「おまっ…歌い手になるんか！大変だぞ！」
横から入ってきた９６ちゃんがそう口にした。
A『…９６ちゃん、うたいてって知ってるの？』
この反応は理解しているのだろう。９６ちゃんは口をぱくぱくさせながら真冬を指で指す。
９６「今有名よ！歌ってみた投稿をしている人達の事で！最近私もハマってきててさ…。
それになるのかお前！」
うん、とにぱっと笑う真冬。
で、それが私とどう関係するのかが聞きたいのだ。
A『丁度っていうのは…？』
真冬「えとね…
歌い手って言うのはMIX師って言って、歌った声とかを編集していく人がいるの。」
…ふ、ふむ？
真冬「Aがパソコン関係に行くなら、MIX出来るんじゃない！？っていう考えてなんだけど！」
A『でもそれって音楽の才能が無きゃ無理でしょ？』
真冬「大丈夫でしょ。A服のセンスとか良いし。」
え…か、関係無い…。
違うだろと喉まで出かけていたが、それはチャイムに寄って遮られてしまった。
９６「んぉ！次は体育や！それ終わったら帰れーるー♪」
ガッツポーズでつくり、ランランと席に戻る。
A『体育か…』
彼方「今日女子体育館でバレーでしょ？」
真冬「うわぁっ！見たかったな！うぅ…僕達外でテニスだから見れない…。」
へっ、馬鹿野郎。君達の考えが全て思い通りに行く訳なかろう。
地味にドヤ顔をし席に着く。
起立、礼と先生に挨拶が終わった所で皆一斉に更衣室へ向かった。
.
A『…。』
９６「まぁまぁ楽しもうぜ、なっ。」
楽しめる訳無いだろう。まさか上手く言ってしまうとは。
真冬「Aー！サーブ頑張ってー！」
彼方「バレー独特の短パン履いて欲しかったなー」
部外者は黙ってろと言ってもどうせ静かにはならないだろう。
…同じ領域にいるから。
A『糞。曇りだって言った天気予報士さんを信じたのに。』
ブツブツ言いながら嫌々サーブを打つ。
真冬「あぁ！胸が揺れたよ！」
彼方「あの体育の時だけのポニテ最高」
…責任取ってよ予報士さん。
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いるよ - 関係ないはずなのに、AftertheRainと繋がってる細かさが、とても好きでした。この作品が私は好きです。素晴らしい完結をありがとうございました！ (2022年12月8日 21時) (
レス) id: 7464634473 (このIDを非表示/違反報告)
牡丹一華。(プロフ) - あっっ、そらるさんver.……。 (2021年1月20日 16時) (レス) id: 463bf9fb63 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ - 申請はしました！ひなのという者です (2020年8月6日 11時) (レス) id: 2e2545cf28 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ - 申請はしました！ひなのという者です (2020年8月6日 11時) (レス) id: 2e2545cf28 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ - 凄く面白かったです！あの、恋乱やってますか？やっていたら姫友＆くのいち仲間になって欲しいです！ (2020年8月6日 10時) (レス) id: 2e2545cf28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：non x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/ryou/
作成日時：2017年11月25日 21時
